道議会文教委（２９年２月２３日）　研修会を新たに実施　体育専科教員対象に

（道議会 2017-02-27付）

　道教委の梶浦仁学校教育監は、二十三日に開かれた道議会文教委員会で、子どもたちの体力・運動能力の向上にかかわり、来年度、体育専科教員を対象とする研修会等を新たに実施することを表明した。山崎泉委員（北海道結志会）の質問に答えた。

　質疑の中で道教委は、本年度の小学校における体育専科教員について、二十八人を道内全管内に配置していることを説明。

　「二十八年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果」から、体力合計点について、「配置校二十八校中、全国平均を上回っている学校数は、男子で十九校、女子で二十四校」「配置校全体の平均は、全国平均よりも男子で〇・九七ポイント、女子で一・八三ポイント高い状況」であることを明らかにした。

　梶浦学校教育監は「配置校における効果的な実践を指導資料として取りまとめ、広く普及啓発を図るとともに、小学校教員を対象とした研修事業において、専科教員を講師として活用する」とともに、「配置校において、より一層、他校の参考となる先導的な取組が推進されるよう、来年度、専科教員を対象とする研修会等を新たに実施するなど、体育専科教員活用事業を有効に活用して、各学校における体育授業の改善・充実に向けた取組を推進していく」と答弁した。

(道議会 2017-02-27付)