道小第５回理事研修会　新会長に角野氏（札幌市幌南小）選出　９月８日から稚内市で研究大会

（関係団体 2017-02-28付）

２９年度活動計画などを審議

　道小学校長会は二十四日、ホテルライフォート札幌で二十八年度第五回理事研修会を開催した。二十八年度の会務・各部の報告とともに、二十九年度の活動計画・予算案および二十九年度総会研修会までの諸計画について協議。また、九月八日から二日間、稚内市を会場に第六十回道小学校長会教育研究宗谷・稚内大会を開催することなどを了承した。二十九年度役員の選出では、新会長に札幌市立幌南小学校の角野誠校長、新事務局長に札幌市立篠路小学校の本間達志校長を選出した。冒頭あいさつに立った松井光一会長は「“未来を見据え、チーム北海道として進む道小”をキャッチフレーズに様々な活動に取り組むことができた」と振り返るとともに、「〝正論を持って正道を歩む〟という道小の基本理念を心に刻み込んで進んでいかなければならない」と呼びかけた。

　開会に当たって、松井会長があいさつ。①今後の各種スケジュール②二十九年度文部科学省予算③新学習指導要領―について説明。①では、小学校の外国語教育にかかわる項目などを学習指導要領改訂のスケジュールに合わせて解説。「教職員全員で学習指導要領を読み込む。特に、総則を読み込むことは大事」と強調した。②では、文科省の少人数学級の実現に向けた取組などを説明。③では、「時間数や、時間割編成などが一番気になっているところではないか」とした上で、資料をもとに様々な選択肢を示し、それぞれのメリット、デメリットを解説した。

　最後に、「これからの子どもたちのために、すべての学校が日々の授業の質を高め、子どもの成長の姿で各学校の活動を評価し改善していただきたい。そのためにも、〝正論を持って正道を歩む〟という道小の基本理念を心に刻み込んで進んでいかなければならない」と結んだ。

　続いて議事に移り、二十八年度の会務・各部の活動を報告。「二十八年度組織の在り方検討委員会」からの報告が行われた。

　また、二十九年度総会研修会の日程・議案などを審議。第六十回道小学校長会教育研究宗谷・稚内大会は、九月八日から二日間、「新たな知を拓き　人間性豊かな社会を築く　日本人の育成を目指す小学校教育の推進」を大会主題とし、稚内市で実施することを了承した。

　新年度役員については、新会長に幌南小の角野校長、新事務局長に篠路小の本間校長を選出した。

　組織の在り方検討委員会では、財政基盤の安定のため、会費の値上げや、十年後を見据えた組織の在り方を今後も検討すること、税源移譲に伴う札幌市の動向を踏まえながら検討を行い、結論を出す必要があること、税源移譲に伴う活動対策費の必要性などが示された。

(関係団体 2017-02-28付)