９月に音更で全道大会　道特連が２９年度定期総会

（関係団体 2017-03-02付）

２９年度事業計画を決めた

　道特別支援学級教育研究連盟（＝道特連、池田哲也理事長）は二月二十五日、札幌市内のかでる２・７で二十九年度定期総会を開いた。第十次研究計画に基づき、九月に音更町で開く全道大会十勝大会の成功に向けて取り組んでいくことを盛り込んだ二十九年度事業計画を決めた。

　総会では、池田理事長があいさつ。「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築という大きな課題が示されている。社会全体の流れの中で、特別支援教育の果たす役割が重要になってきている」と述べた。

　また、インクルーシブ教育において、「同じ場でともに学ぶことを追求するとともに、個別の教育的ニーズのある幼児児童生徒に対して、自立と社会参加を見据えて、その時点で教育的ニーズに最も的確に応える指導を提供できる多様で柔軟な仕組みを整備する」ことが重視されることを踏まえ、「全道研究集会等の取組を通し、特別支援学級がこの定義に的確に応え、子どもたちの生きる力の育成に資する教育の場となっていくことを願って活動を続けたい」と述べ、協力を呼びかけた。

　議事に入り、二十九年度事業計画を決定した。

　中には、九月十五・十六日に音更町文化センターなどで、第六十五回道特連全道大会十勝大会・全日本特別支援教育研究連盟道地区研究集会・第四十四回道情緒障害教育研究大会・第四十一回十勝管内特別支援教育研究大会の開催に向けて取り組んでいくことを盛り込んだ。

　同大会は、全日本特別支援教育研究連盟、道特連、、道情緒障害教育研究会、十勝特別支援教育振興協議会が主催。

　大会テーマに「一人一人のニーズに応じて、こどもを支えるつむぎ合いを考える～インクルーシブ教育の実践に向けて」を掲げ、学校（授業）公開や研修講座、ミニレクチャー・講演、分科会を行う。

　また、事業計画では、「生活単元学習」「作業学習」に関する新研究誌の三十年度発行に向け、作業を進めていくことを決めた。

(関係団体 2017-03-02付)