U―18未来フォーラム事業 ICT活用し英語で交流 拠点校生徒が参加―道教委
(道・道教委 2017-03-01付)

U-18未来フォーラム事業
グループごとにICT機器を活用したり、実際に対面したりして交流

 道教委は、「U―18未来フォーラム事業」の一環として、二月上旬に江別市内の道立教育研究所で、二十八年度全道フォーラムを開いた。拠点校の生徒が一堂に会し、ICT機器を活用しながら、外国人留学生と英語で交流を深めた。

 同事業は、道立高校・中等教育学校後期課程の生徒が国際的な視野を広げ、コミュニケーション能力を高めることをねらいに、本年度から三ヵ年計画で実施。

 拠点校に札幌啓成高校、千歳高校、登別明日中等教育学校、上ノ国高校、旭川永嶺高校、富良野緑峰高校、音更高校、釧路東高校の八校を指定。ICTを活用して、海外の高校などとの交流を行っている。

 全道フォーラムは、拠点校八校の生徒が一堂に会し、それぞれの取組発表や拠点校同士の情報交換を通じて交流を深め、研究成果などを共有することを目的に開催。生徒四十二人、教員十人が参加した。

 拠点校のうち、千歳高、登別明日中等教育、富良野緑峰高の生徒が、各校で行っているICTを活用した海外の高校との交流について、スライド資料や動画を効果的に使って発表した。それぞれの実践発表に対し、参加生徒やALTから質問が出され、中では、英語でやりとりが行われる場面もみられた。

 続いて、異なる学校の生徒六人とALT一人で構成する七グループを編成。道内大学に留学している外国人学生と、英語を使って交流を行った。

 このうち、二グループは、ICT機器を活用して交流。五グループは実際に対面して交流した。

 中では、「海外から北海道に来て驚いたこと」「母国では、どのような高校生活を送っていたか」「留学生からみた北海道の印象」「留学先に北海道を選んだ理由」「大学ではどんなことを学んでいるか」「母国と日本の文化的な違い」などを話題に情報交換した。

 生徒たちは、留学生の話に、熱心に耳を傾け、その内容について質問。また、交流を通して、異文化を理解することに対する興味・関心を高めた。

(道・道教委 2017-03-01付)

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