公立高入選再出願後の状況 全体平均倍率0.99倍 普通科6校など1.5倍超
(道・道教委 2017-03-01付)

 道教委と札幌市教委は二月二十八日、二十九年度公立高校入学者選抜再出願後の出願状況(二月二十三日現在)を発表した。全日制・定時制を合わせた全体平均倍率は、出願変更後よりも〇・〇一ポイント低い〇・九九倍となった。

 有朋を除く実募集人員は、全日制三万七百二十六人、定時制一千九百八十人の計三万二千七百六人。

 一般出願者数は、全日制三万一千六百五十三人、定時制八百七十七人の計三万二千五百三十人。

 全・定合わせた全体平均倍率は〇・九九倍で、出願変更後よりも〇・〇一ポイント低かった。

 全日制は同率の一・〇三倍。うち、普通科が同率の一・〇五倍、専門学科が〇・〇五ポイント高い一・一五倍、職業学科が〇・〇二ポイント低い〇・九六倍、総合学科が同率の〇・九五倍。

 定時制は、〇・〇四ポイント低い〇・四四倍だった。

 全日制の推薦・連携型入選で内定しなかった三百九十九人のうち、再出願したのは三百八十八人。中で、当初と同じ学科に出願したのは三百二十三人、当初と違う学科に出願したのが六十五人。

 定時制の推薦入選で内定しなかった百二十四人のうち、再出願したのは百十六人。百十四人が当初と同じ学科、二人が当初と違う学科に出願した。

 募集人員に満たない学校・学科数は、職業学科が出願変更時よりも二校四学科減の四十八校七十八学科。普通科八十三校、専門学科二校二学科、総合学科九校は、出願変更時からの変動がなかった。

 倍率が一・五倍を超えた学校・学科は、普通科が上磯一・九倍、函館西一・八倍など六校で、出願変更後よりも二校増。専門学科が札幌啓成理数一・七倍、札幌国際情報国際文化一・六倍の二校二学科で、一校一学科増。職業学科が旭川農業食品科学三・〇倍、同森林科学二・五倍、函館工業電子機械二・二倍など十校十六学科で、六校十二学科増。総合学科が旭川南の一校。

 再出願によって、出願変更後よりも倍率が〇・四ポイント以上高くなった学校・学科数は四校七学科だった。

 今後、七日に学力検査を行い、十七日午前十時に合格発表。第二次募集は、二十三日から二十四日午後四時三十分まで願書受付、二十九日までに合格発表を行う。

(道・道教委 2017-03-01付)

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