第１３期第３回道生涯学習審議会　２９年度審議の方向性決定　民間・ＮＰＯとの連携がテーマ

（道・道教委 2017-03-03付）

新しい教育推進計画などについて審議

　第十三期第三回道生涯学習審議会が一日、札幌市内のかでる２・７で開かれた。二十九年度に、「民間・ＮＰＯ等との連携による生涯学習の推進」について審議を進める方向性を決めた。

　第十三期道生涯学習審議会（谷川松芳会長）では、「今後の本道の生涯学習振興方策について」をテーマに審議。本道における生涯学習の現状の評価を踏まえ、道教委の新たな教育推進計画における施策について検討を進めている。また、センター部会を設置し、道立生涯学習推進センター運営に関する専門的事項について検討している。

　第三回審議会には、委員十五人のうち十一人が出席。

　事務局などが、センター部会における検討状況や、道教委が現在実施している「二十八年度生涯学習に関する住民の意識調査」の回答項目などについて報告した。

　続いて、新しい教育推進計画や、道教委が作成作業を進めている仮称『二〇一七年版北海道の生涯学習の現状』、二十九年度の審議事項について協議した。

　このうち、二十九年度の審議事項については、「民間・ＮＰＯ等との連携による生涯学習の推進」について審議を進める方向性を決めた。

　「生涯学習の振興のための施策の推進体制等の整備に関する法律」では、生涯学習の推進に当たり、民間の能力を活用する趣旨を明示。また、「第三次道生涯学習推進基本構想」において、民間による積極的な取組や連携・協力への期待を盛り込んでいる。

　生涯学習審議会では、これまで、社会情勢の変化を踏まえた生涯学習の理念の整理や、行政機関による振興方策の方向性を中心に審議してきた。しかし、第三次構想の実現に向け、民間などに対する働きかけや連携・協力に関する具体的方策についても議論することが必要と判断した。

　民間・ＮＰＯ等の生涯学習の取組や、行政と民間等が連携・協働した取組の促進などについて審議し、提言する。

(道・道教委 2017-03-03付)