教員育成の指標や研修計画　２９年度中の策定を表明　養成・採用・研修を一体的に―１定道議会代表質問

（道・道教委 2017-03-06付）

　道教委の柴田達夫教育長は、二日の一定道議会本会議で、教員の資質向上に向け、「〝教員育成指標〟やその実現に向けた〝教員研修計画〟を新年度中に策定する」と表明した。また、「大学における教員養成課程との一層の連携を図るなど、養成・採用・研修を担う関係機関が一体となって、教員の資質・能力の向上に向けて取り組んでいく」と答弁した。小松茂議員（自民党・道民会議）の代表質問に答えた。

　教員の資質向上について、国は、教育公務員特例法を一部改正。任命権者が、文部科学大臣の定める指針を参酌し、地域の実情に応じて、校長および教員の職責、経験、適性に応じて向上を図るべき資質に関する指標を策定することなどを定めた。ことし四月一日施行。

　道教委では、国の動きに先がけ、二十八年六月から道教員育成連絡協議会を開いて、本道の地域特性などを踏まえた「求める教員像」「教員育成指標」の検討を進めている。

　二日の一定道議会本会議で答弁に立った柴田教育長は「社会が大きく変化する時代にあって、本道の子どもたちがふるさと北海道に誇りと愛情をもち、互いに支え合いながら、たくましく生きていく力を身に付けていくためには、学校教育の直接の担い手である教員一人ひとりの果たす役割が大きく、その資質・能力の維持・向上が極めて重要」との認識を示した。

　その上で、「今後は、国が策定する教員の資質向上に関する指針なども踏まえ、〝教員育成指標〟やその実現に向けた〝教員研修計画〟を新年度中に策定するとともに、大学における教員養成課程との一層の連携を図るなど、養成・採用・研修を担う関係機関が一体となって、教員の資質・能力の向上に向けて取り組んでいく」との考えを表明した。

(道・道教委 2017-03-06付)