グローバル化の進展に対応　３タイプ別に英語力向上　指導プログラムを作成・普及―道教委

（道・道教委 2017-02-28付）

　道教委は二十九年度、タイプ別高校英語力向上事業を計画している。グローバル化の進展に対応するため、高校生が将来、英語を活用する機会を、あいさつなど「日常的な英会話を行うタイプ」、海外企業と取引する企業への就職など「国内で英語を活用するタイプ」、海外生活や外資系企業勤務など「ハイレベルな英語力が求められるタイプ」と、三つのタイプを想定。それぞれに応じた指導方法を研究する。道内高校十校を指定し、授業改善などを進め、三タイプ別の指導プログラムを作成、普及する。

　グローバル化の進展に対応するため、高校生を対象に、国際的な視野を備えたチャレンジ精神あふれる人材を育成する、グローバル人材の育成に向けた英語力向上推進事業の一環。道の「北海道創生進化事業」にも位置付けられている。

　グローバル化が進展し、外国人と接する機会が一層身近なものになることを踏まえ、高校生が将来、英語を活用する機会を、三つのタイプに想定した。

　一つは、英語を使ったあいさつや道案内など、日常的な会話を行うタイプ。

　二つ目は、海外の企業等と取引をする会社に勤務したり、外国人と接する機会が多い仕事に就いたりするほか、ネット上で地域の特色を、英語を使って紹介するなど、国内で英語を活用するタイプ。

　三つ目は、海外で生活したり、外資系企業に勤務するなど、ハイレベルな英語力が求められるタイプ。

　これら三つのタイプに応じた英語の指導方法を研究する。

　道内の高校十校を指定。各指定校では、授業改善に向けた取組を進め、年一回、授業公開や研究協議を行う。

　業務上、英語を使う企業などを訪問するほか、英研等の外部検定試験などを実施する。

　各指定校の取組の成果等は、年一回、全道成果報告会を開き、披露する。

　また、三つのタイプ別に指導プログラムを作成し、普及する。

(道・道教委 2017-02-28付)