道高教組が第119回定期大会 憲法と教育の条理に立脚 連帯と助け合いの職場を(関係団体 2017-03-09付)
2017年度運動方針を決定した
道高教組(國田昌男中央執行委員長)は四・五日、札幌市内のかでる2・7で第百十九回定期大会を開いた。「〝教え子をふたたび戦場に送るな〟のスローガンのもと、憲法を守り、生かすたたかいを進める」「連帯と助け合いの職場づくり、組織の強化・拡大と職場活動の活性化を目指す」「憲法と教育の条理に立脚した、子どもの〝今〟から始める学校づくりを目指す」の三点を基調とした二〇一七年度運動方針を決定した。
定期大会初日には、國田中央執行委員長があいさつ。「子どもたちと真理真実を追究し、主権者としての自覚を育み、ともに憲法にうたわれた理想の実現に向けて、不断の努力を重ねることが私たち教職員に求められている」と述べた。
また、「職場に渦巻く声なき声を要求に高め、その一つ一つを実現させようとする取組が、憲法を守り生かす運動そのもの。組織拡大三ヵ年計画の最終年となる二〇一七年、目標の総達成に向けてともに奮闘しよう」「〝教え子を再び戦場に送るな〟を運動のスローガンに掲げてきた教職員組合として、憲法を根付かせる運動を進めよう」と呼びかけた。
議事に入り、第三号議案では、二〇一七年度運動方針を決定した。
運動の基調として、①「教え子をふたたび戦場に送るな」のスローガンのもと、憲法を守り、生かすたたかいを進める②連帯と助け合いの職場づくり、組織の強化・拡大と職場活動の活性化を目指す③憲法と教育の条理に立脚した、子どもの「今」から始める学校づくりを目指す―の三点を掲げた。
その上で、「日本国憲法、子どもの権利条約の意義・内容を子ども・教職員・保護者・地域に広げる」「国の責任による三十五人以下学級の早期実現と、教職員定数改善計画の策定、給付制奨学金や無償教育の前進を目指す運動を推進し、〝みんなのえがお署名〟と〝ゆきとどいた教育を求める全国署名〟に総力を挙げて取り組む」「最低賃金の引き上げや非常勤労働者を含むすべての労働者の賃金改善、命と生活を守る官民共同のたたかいを進める」「道教委に対し、超勤縮減に向けた具体的取組を早急に行うよう求める」ことなどを盛り込んだ。
(関係団体 2017-03-09付)
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