１定道議会一般質問（２９年３月８日）　２９年度から小学校高学年で活用へ　道独自の道徳教材、中学校は３０年度

（道議会 2017-03-10付）

　一定道議会一般質問（八日）では、道徳教育について、質疑が行われた。

　柴田達夫教育長は、「特別の教科　道徳」について、「各学校においては、答えが一つではない道徳の課題を、子どもが自分自身の問題としてとらえ、仲間と議論する中で、善悪の判断や親切、思いやりなど、道徳的な価値について考えを深めるなど、考え議論する道徳の授業への質的転換を図ることが求められている」ことから、「道内の小・中学校がこうした改訂の趣旨を踏まえた授業を着実に実施することが大切」との考えを示した。

　今後は、「各学校に対し、効果的な指導方法や教材活用、評価などの授業づくりに向けた指導助言や指導資料の作成・配布を行うほか、研修会等を通じて教員の理解を図り、道徳教育の一層の充実に努めていく」と答弁した。

　また、本道独自の教材について、「道内各地の先人たちのチャレンジ精神や力強い生き方などにふれ、生きる勇気や知恵などを感じて、生きることの素晴らしさや意義について考えを深めたりすることができるよう、写真や年表等も掲載した教材の作成に取り組んできている」と説明。

　「教師用の指導の手引も併せて作成し、二十九年度に小学校高学年、三十年度に中学校で活用されるよう取り組む」とともに、ホームページに掲載するなどして、地域や家庭でも活用できるようにすることを明らかにした。

　大越農子議員（自民党・道民会議）の質問に答えた。

(道議会 2017-03-10付)