札幌市小学校長会が３月総会等　新会長に円山小・野寺氏　豊かで確かな教育へ研究

（関係団体 2017-03-14付）

２９年度の運動方針や活動の重点を確認した

　札幌市小学校長会は九日、ホテルライフォート札幌で三月総会・研修会を開催した。「学校経営の充実」など二十九年度の活動の重点を示したほか、共同研究主題「未来を創造する札幌人を育成する豊かで確かな小学校教育の実現」のもと、各専門部が研究を進めることを確認。経営法制研修会を十月十六日、研究大会は来年二月八日に開催することとした。役員改選では新会長に円山小の野寺克美校長を選任した。

　冒頭、渡辺元会長があいさつ。税源移譲に向けた取組や、専科指導の実施、教職員の不祥事など二十八年度を振り返り、「今一度私たち自身の足元をしっかりと固めていかなければならない」と強調した。

　同会の活動や次期学習指導要領の動向にふれ、「札幌市小学校長会の果たす役割がますます重要になる。一人ひとりのさっぽろっ子に目を向け、職能の向上と教育諸課題の解決に向けて、さらに前進したい」と述べた。

　また、札幌市教委とより一層連携を強化するなど、今後の方針を示し、「総会・研修会を次年度へとつなぐことができる充実したものにしてほしい」と呼びかけた。

　このあと議事では、組織運営検討委員会の答申について報告。今後の組織体制の方向性や、各支部・専門部における業務・研修内容などを示した。

　また、二十九年度の運営方針や活動の重点を確認。活動の重点には「学校経営の充実」「研修活動の充実」「組織の充実強化」を盛り込んだほか、共同研究主題「未来を創造する札幌人を育成する豊かで確かな小学校教育の実現」のもと、各専門部が研究を進めることも確認した。

　活動計画では、十月十六日に経営法制研修会、来年二月八日に研究大会を開くこととした。

　役員改選も実施。新会長に円山小の野寺校長、新事務局長に東苗穂小の鈴木宏宣校長を選任した。

　続く研修会では、「地域とともに進める信頼される学校づくり～地域と学校が支え合う連携の在り方」について研究部が発表した。

　二十九年度の役員はつぎのとおり。　＝敬称略＝

▽会長＝野寺克美（円山小・新）

▽副会長＝川嶋英輝（豊平小）、金子博之（二十四軒小・新）、津田安彦（福住小・新）、角野誠（幌南小・新）

▽監査＝髙橋政人（北陽小）、大室道夫（幌西小）、宮原伸子（西野小）

▽事務局長＝鈴木宏宣（東苗穂小・新）

▽事務局次長＝佐藤裕三（篠路西小）、辻尚樹（発寒南小・新）

▽会計＝熊谷由紀（駒岡小・新）

(関係団体 2017-03-14付)