第34回全道PTA広報紙コンクール 課題解決へ情報を発信 80点入賞―道P連が表彰式(関係団体 2017-03-15付)
道PTA連合会(佐藤彰会長)は十日、ホテルポールスター札幌で第三十四回全道PTA広報紙コンクール表彰式を挙行した。札幌市を除く道内の小・中学校から百八十点の応募があり、八十点が入賞。大賞には、帯広市立啓北小学校、北見市立小泉小学校、北見市立小泉中学校の三単位PTAが選ばれ、代表者に表彰状と記念の盾が贈られた。
単位PTAが発行するPTA広報紙を全道から広く募集し、優秀作品を表彰、公開することによって、PTA活動の活性化と会員の意識の高揚を図るため、毎年実施しているもの。今回は、札幌市を除く道内の小学校百二十四校、中学校五十六校から合計百八十点の応募があった。
審査の結果、帯広市立啓北小、北見市立小泉小、北見市立小泉中の三単Pが最高賞となる大賞に輝いたほか、優秀賞に十五校、審査員特別賞に二十五校、奨励賞に三十七校の単Pが選ばれた。大賞をはじめ上位十作品を全国コンクールに推薦する。
表彰式には、受賞PTAの会員六十八人が出席。冒頭、あいさつに立った佐藤会長は「広報紙は必要な情報を効率的に会員に伝達すること、日ごろのPTA活動の様子を広く、分かりやすく伝えることも大切。また、今、子どもたちが抱えている様々な問題や課題の解決の一助となる情報発信の役割も担っている」と指摘。「受賞を一つの契機として、これからも楽しく活動し、この機会を通して、全道の皆さんとのつながりをより一層広げていただきたい」と呼びかけた。
続いて、道教委生涯学習推進局の船木誠生涯学習課長が祝辞。「いずれの広報紙も各校の教育活動、PTA活動の様子が子どもたちの生き生きとした姿とともに表現され、保護者の皆さんと教職員が温かい雰囲気の中で、手を取り合って子どもたちを育んでいる様子が伝わってきた」と述べ、受賞PTAの活動をたたえるとともに、道教委として、「PTAの皆さんとの連携をより一層図り、本道の未来を担う子どもたちを育む教育の実践に努めていきたい」と述べた。
表彰式では、各賞受賞単Pの代表者に船木生涯学習課長や佐藤会長などから表彰状が贈られた。
続いて、審査委員会の村瀬千樫委員長が講評。今回の傾向として、「自分たちの学校の子どもたち、地域を守るというメッセージを明確に訴える防災にかかわる企画や、PTAの意義や役割をもう一度考えようという特集など、タイムリーな話題や保護者が関心をもてる話題を取り上げて、多くの人に読んでもらおうと工夫している広報紙が多かった」などと評価。「編集の方針や日程、苦労した点などを記録し、つぎのメンバーに申し送り、自校のより良い広報紙づくりの伝統としてつなぐとともに、新たな文化をつくっていってほしいという願いをもってバトンを渡していただきたい」と求めた。
最後に、受賞者を代表して帯広市立啓北小PTA広報部長の瀧ヶ平美穂さんが謝辞。「PTA活動の様子を伝え、興味をもってもらうために行っている広報活動に対し、このような栄誉ある賞をいただき、何よりの励みとなった。本日は、この会場に集まった受賞校同士で交流を深め、来年度の活動に向けて情報の交換をしたい。これからも、PTA活動の活性化につながるように取り組んでいきたい」と述べた。
大賞、優秀賞受賞の単位PTAはつぎのとおり。
▼大賞
▽道知事賞=帯広市立啓北小
▽道教委教育長賞=北見市立小泉小
▽道PTA連合会会長賞=北見市立小泉中
▼優秀賞
▽日本PTA全国協議会賞=北見市立南小
▽日本教育新聞社賞=北見市立北中、北見市立南中
▽道小学校長会賞=函館市立東山小、帯広市立豊成小▽道中学校長会賞=留萌市立港南中、北見市立高栄中
▽道公立学校教頭会賞=旭川市立日章小、岩見沢市立緑中
▽道PTA連合会賞=小樽市立桂岡小、旭川市立広陵中、北見市立温根湯小
▽道PTA安全互助会賞=網走市立中央小、帯広市立稲田小、清水町立清水小
(関係団体 2017-03-15付)
その他の記事( 関係団体)
道教組2017年度運動方針
道教組の第三十回定期大会(十一・十二日、札幌市内道高校教職員センター)で決定した二〇一七年度運動方針の概要はつぎのとおり。 【憲法の改悪に反対し、憲法を生かす取組】 ▼戦争する国づくり...(2017-03-17) 全て読む
道教組第30回定期大会 川村委員長を再選、新書記長に新保氏 2017年度役員決定
道教組第三十回定期大会(十一・十二日、札幌市内道高校教職員センター)では、役員選挙を行い、二〇一七年度役員を選出した。川村安浩執行委員長を再選したほか、新書記長に新保裕執行副委員長を選出し...(2017-03-16) 全て読む
道教組第30回定期大会 真実を見つめ貫こう 川村執行委員長あいさつ
道教組第三十回定期大会(十一・十二日、札幌市内道高校教職員センター)における川村安浩執行委員長のあいさつはつぎのとおり。 ◇ ◇ ...(2017-03-16) 全て読む
道教組第30回定期大会 全教札幌の加入を承認 11単組、3連絡会の構成に
道教組第三十回定期大会(十一・十二日、札幌市内道高校教職員センター)では、全札幌教職員組合(=全教札幌)の加入を承認した。今回の加入によって、道教組は十一単組、三連絡会の十四組織での構成と...(2017-03-16) 全て読む
道教組が第30回定期大会開く 学ぶ喜び保障する教育を 協力・共同の学校づくり拡大
道教組(川村安浩執行委員長)は十一・十二日、札幌市内の道高校教職員センターで第三十回定期大会を開いた。「子どもたちの〝命を大切にし、学ぶ喜びを保障する教育・学校づくり〟の取組を進める」「子...(2017-03-16) 全て読む
札幌市小学校長会が3月総会等 新会長に円山小・野寺氏 豊かで確かな教育へ研究
札幌市小学校長会は九日、ホテルライフォート札幌で三月総会・研修会を開催した。「学校経営の充実」など二十九年度の活動の重点を示したほか、共同研究主題「未来を創造する札幌人を育成する豊かで確か...(2017-03-14) 全て読む
道高教組2017年度運動方針
道高教組が四・五日に開いた第百十九回定期大会(九日付4面既報)で決定した二〇一七年度運動方針の概要はつぎのとおり。 【運動の基調】 ▼「教え子をふたたび戦場に送るな」のスローガンのもと...(2017-03-10) 全て読む
帯広市幼保小中連携推進委員会 今後は教育課程の連携も 各連携エリアの実践を交流
【帯広発】帯広市幼保小中連携推進委員会(真下正則委員長)は二月中旬、帯広市役所で幼保小中連携エリア実践交流会を開催した。各エリアの代表約五十人が参加し、実践交流、意見交流を行った。参加者か...(2017-03-10) 全て読む
道特協が第2回在札理事研修会開く 新年度活動の方向性議論 髙村会長再任、総会に推薦
道特別支援学級設置学校長協会(=道特協、髙村誠会長)は三日、札幌サンプラザで本年度第二回在札理事研修会を開催した。五月開催の総会に提案する二十九年度の活動方針・重点などについて審議。特別支...(2017-03-10) 全て読む
國田委員長を再選 道高教組2017年度役員
道高教組第百十九回定期大会(四・五日、札幌市内かでる2・7)では、定期役員選挙を行った。國田昌男中央執行委員長、関原文明書記長を再選するなど、二〇一七年度役員をつぎのとおり選出した。=敬称...(2017-03-09) 全て読む