奥尻高に初の〝島留学生〟 下宿先など町民がサポート 体制整え過疎化克服へ(学校 2017-04-07付)
【江差発】新入生の全国募集を行った町立奥尻高校(俵谷俊彦校長)に、本年度初めて奥尻島外から五人が入学することになった。五人は〝島留学生〟として民宿・旅館で下宿し、地元町民のサポートを受けながら新生活をスタートする。同校は十日、入学式に合わせて「島おや」「島おじ」「島おば」との対面式を初めて実施し、双方の交流を深める機会とする。
五人の出身地の内訳は、札幌市三人、音更町一人、置戸町一人となっている。
「島おや」とは、島留学生の下宿先となる民宿・旅館の大家のこと。また、地元町民が「島おじ」「島おば」を務め、島留学生を生活面や心理面でサポートする。
島おやは計三人、島おじと島おばは計七人いる。同校は、入学式を挙行する十日に「島おや・おじ・おば対面式」を企画。知り合いのいない土地に来た島留学生に対して、安心感をもってもらおうと交流の機会を設ける。
俵谷校長は「島おじ・島おばの皆さんは、町内会長を中心にボランティアで手を挙げてくれた。まちぐるみで力強く応援してくれていることの表れ。島おやの皆さんをはじめ、熱い思いをまちの人たちが示してくれた」と感謝している。
同校はこのほか、初の試みとして十一日に「Kick―off DAY」を開催し、新入生同士が昼食の調理や体験学習を通して交流を深める機会とする。
十二日にも初の試みとして「Kick―off Meeting」を開催し、上級生が新入生に対してピア・サポートを実施する。これら一連の取組を、同校では、「過疎化の克服に取り組む離島高校の挑戦」と位置付けている。
(学校 2017-04-07付)
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