札幌市中体連が２９年度総会開く　７０周年記念事業を実施　新会長に八条中・宮森校長

（関係団体 2017-04-19付）

宮森新会長は山積する課題の解決に向け努力する考えを示した

　札幌市中学校体育連盟は十二日、札幌市内の道立総合体育センターで二十九年度総会を開催した。十一月に市内で開催される第三十四回日本中学校体育連盟研究大会に向け、道中学校体育連盟と連携を図りながら準備を進めていくことをあらためて確認。ことしで設立七十周年を迎えることから、例年発行している記録集の巻頭に七十周年記念のページを加え、七十周年記念誌として発行するなど、記念事業を実施することを決めた。役員改選では、新会長に宮森正志会長代行（八条中学校長）を選任した。

冒頭、宮森会長代行があいさつ。これまでの連盟の活動の様子を振り返りながら、「昭和二十二年、新制中学校九校を加盟校として発足した札幌市中体連は、創立七十周年という節目の年を迎える。本年度の加盟校は百八校となる予定」と述べた。運動部活動について、「部活動の存続、顧問の確保に加え、休養日等を設定するなど生徒の過重な負担とならないような適切な運営の在り方や、合宿などの実施における問題など、まだまだ検討すべき課題が山積している」と指摘。市中体連として、「こうした課題の解決に向け、今後とも、札幌市教委、札幌市中学校長会の指導をいただきながら、組織を挙げて精一杯努力していく」と述べた。

　続いて、市教委児童生徒担当課の津田政明児童生徒担当係長と札幌市中学校長会の土佐林仁会長があいさつした。

　議事では、二十八年度の事業や各種表彰受賞者などを報告したあと、二十九年度の活動方針・活動計画について審議。活動の重点として、「部活動の振興と充実」「各種大会の充実と競技力の向上」「研究・研修活動の充実」「全道大会の開催と全道・全国大会への参加」など、六点を盛り込んだ。

　中で、十一月十六、十七日に市内で開催される第三十四回日本中体連研究大会に向け、道中体連と連携を図りながら準備を進めていくことをあらためて確認した。

また、複数校合同チーム編成の枠組みを変更。種目に軟式野球・サッカー・バレーボール・バスケットボールを加え、現行の「同一地区内（十二地区）の生徒を原則とする」を、「同一地区内（十二地区）の学校間での編成とし、その中で対象学校がみつからない場合は隣接する地区まで広げて編成することを原則認める。ただし、地区ブロックがあらかじめ決まっている種目については、ブロック内の隣接地区とする」に変更することとした。

　さらに、二十九年度開催の市中体連体操競技・新体操選手権大会から、「新体操種目への男子の参加を認める」との提案を承認した。

　加えて、ことしで設立七十周年を迎えることから、記念事業として、①選手権大会・新人戦大会を「札幌市中学校体育連盟設立七十周年記念札幌市中学校○○選手権大会（新人戦大会）」として実施する②例年発刊している市中体連記録集『青春の軌跡』の巻頭三十ページ程度に七十周年記念のページを加え、七十周年記念誌として発刊する③十一月二十二日開催の第二回理事会に先立ち、七十周年功労者表彰を実施する―ことを決めた。

全道大会は、七月二十八～三十日に第三十八回道中学校水泳大会、七月二十九日～八月一日に第六十八回道中学校軟式野球大会、八月一～三日に第四十八回道中学校バドミントン大会を開催する。

　役員改選では、新会長に宮森会長代行を選任した。

本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▼会長＝宮森正志（八条中校長・新）

▼副会長

▽中央地区＝蛯名嘉津夫（柏中校長・新）

▽北区北部地区＝勝田真塩（屯田北中校長・新）

▽北区南部地区＝藤本尚人（新川中校長・新）

▽東区北部地区＝山田悟（栄中校長・新）

▽東区南部地区＝石岡直樹（美香保中校長・新）

▽白石地区＝西川秀喜（幌東中校長・新）

▽厚別地区＝大川博（もみじ台南中校長・新）

▽豊平地区＝横山学（平岸中校長・新）

▽清田地区＝荻原啓（平岡緑中校長・新）

▽南地区＝山下豊（簾舞中校長・新）

▽西地区＝長内康志（八軒東中校長・新）

▽手稲地区＝三浦正志（前田中校長・新）

▼監事＝長谷川仁（東栄中校長）、石橋秀二（柏中教諭）

▼事務局長＝塚本慈彦（八条中教諭）

(関係団体 2017-04-19付)