宗谷校長会が総会・研修会開催　活力のある経営推進　役員改選―網谷会長を再任

（関係団体 2017-04-19付）

本年度の活動の重点や活動計画などを確認した

　【稚内発】宗谷校長会は十二日、宗谷合同庁舎で二十九年度総会・研修会を開催した。本年度の運営方針や活動計画を決定。「生きる力を育む教育課程の編成・実施・評価・改善に努め、愛情と信頼に基づく活力ある学校経営の推進に努める」など、四つの活動の重点を定めた。役員改選では、網谷一幸会長を再任した。

　はじめに、網谷会長があいさつ。「子どもの学力向上は今なお大きな課題。各学校や各市町村での実践が豊かに進むよう、校長会としても引き続き交流と学び合いを進めていきたい」と語った。

　また、教職員の育成について、「管理職がマネジメント能力を発揮し、教員一人ひとりの資質や組織的な課題解決能力の向上を図ることができるよう、学校でリーダーを育てる取組を意図的に進めていく必要がある」と訴えた。

　最後に、「学校・家庭・地域が一体となったチーム学校を校長会がリードし、信頼される学校づくりにまい進していきたい」と締めくくった。

　続いて、来賓として出席した宗谷教育局の野﨑弘幸局長があいさつ。「教員には、自立的に学ぶ姿勢をもち、自らのキャリアステージや時代の変化に応じて求められる資質・能力を生涯にわたって高めていく力が求められている」とし、このような力を身に付けさせるため、「校外での研修はもとより、メンター研修を取り入れ研修体制を工夫することや、校務全般を生かした研修の充実が大切になる」と強調。「校長の皆さんには、研修の機会を意図的・計画的に設定するなど、スタッフマネジメントの機能強化をよろしくお願いする」と述べた。

　議事では、「生きる力を育む教育課程の編成・実施・評価・改善に努め、愛情と信頼に基づく活力ある学校経営の推進に努める」など、四つの活動の重点を決定。役員改選も行い、網谷会長をはじめ、本年度の体制を固めた。

　本年度の役員体制はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝網谷一幸（稚内市立潮見が丘中）

▽副会長＝相座豊（幌延町立幌延小）、植木典彦（浜頓別町立浜頓別小）、吉田瞬壱（猿払村立拓心中）、加賀誠（豊富町立豊富小・新）、本間一臣（稚内市立稚内東中・新）

▽事務局長＝大島朗（稚内市立潮見が丘小）

▽事務局次長＝佐近強（稚内市立稚内南小・新）、藤田淳（枝幸町立枝幸中・新）、今野亘（枝幸町立枝幸小）、吉﨑健一（稚内市立声問小）、三浦宏幸（中頓別町立中頓別中・新）

▽会計＝大谷智昭（豊富町立豊富中・新）

▽会計監査＝植木明彦（猿払村立浜鬼志別小・新）、舘野薫（稚内市立稚内港小・新）

▽幹事＝杉本浩一（利尻富士町立鴛泊小）、船木優（利尻町立仙法志小・新）、佐々木康（礼文町立礼文小・新）

(関係団体 2017-04-19付)