十勝管内小中学校教頭会が総会　強固な〝絆〟で課題解決へ　新会長に音更小・髙教頭

（関係団体 2017-04-20付）

抱負を述べる髙新会長

　【帯広発】十勝管内小中学校教頭会は十四日、幕別町内の十勝教育研修センターで第五十四回総会を開催した。研究大会や方面教頭研修会などを盛り込んだ本年度の事業計画について審議したほか、役員改選では、音更町立音更小学校の髙充慶教頭を新会長に選出。髙新会長は「〝絆〟をテーマに、会員のつながりを強固なものとするよう取組を進めていきたい」と抱負を述べた。

　冒頭、森浩嘉会長があいさつに立ち、前年度の活動について、「自校の学力向上に向けた組織的な取組の強化とその改善における教頭の役割が問われる一年だった」と振り返った。その上で、「複雑で変化の激しい社会において、学校はこれまでの組織や運営の在り方を前提とするだけではなく、〝社会に開かれた教育課程〟を核として、課題を解決していくための視点と組織力が問われる」と強調。「今後とも、スクールリーダーを育て、学校の組織力を高めることで、次代を担う子どもたちの豊かな学びと確かな成長を保障する学校運営を推進していく教頭会であり続けたい」と述べた。

　続いて、十勝教育局の西村公弘次長があいさつ。三月に次期学習指導要領が告示され、組織的かつ計画的に各学校の教育活動の質の向上を図っていくカリキュラム・マネジメントの重要性が示されたことにふれ、「校長の経営方針のもと、カリキュラム・マネジメントはすべての教職員が参加することによって、学校の特色をつくり上げていく営みであることに理解を深めさせ、教職員一人ひとりが力を発揮できる環境整備などに尽力してほしい」と期待を寄せた。

　つぎに、二十八年度の活動方針や各部会務を報告したあと、議事に移り、本年度の活動方針や事業計画を審議。「教頭としての自覚と責任をもち、十勝の風土に根ざした学校教育の充実と発展を図るため、創造的に活動する」を活動方針に掲げ、十一月二十四日に十勝教育研修センターで研究大会を開催することや方面教頭研修会を十月を目途に開催することなどを確認した。

　役員改選では、音更小の髙教頭を新会長に選出。髙新会長は「ことしは〝絆〟をテーマに、会員のつながりを強固なものとするよう取組を進めていきたい」と抱負を述べた。

本年度の役員体制はつぎのとおり（全員新任）。＝敬称略＝

▽会長＝髙充慶（音更町立音更小）

▽副会長＝和田尚史（清水町立清水小）、都鳥秀史（本別町立本別中）、舘田真（広尾町立広尾小）

▽事務局長＝新倉忠司（更別村立更別中央中）

▽事務局次長＝吾妻昌三（上士幌町立上士幌中）

▽会計＝大庭奈穂子（幕別町立札内北小）

▽会計次長＝嘉藤貴充（幕別町立札内東中）

▽監査＝阿部英一（豊頃町立豊頃小）、谷口大樹（池田町立利別小）、鈴木洋孝（鹿追町立鹿追小）

(関係団体 2017-04-20付)