桧山校長会が総会研修会開催　新会長に小助川氏（厚沢部町厚沢部小）　せたなで１０月に研究大会

（関係団体 2017-04-24付）

小助川新会長は、会員が各学校で指導力を発揮するよう求めた

　【江差発】桧山校長会は十四日、ホテルニューえさしで二十九年度総会研修会を開催した。運営方針を決定したほか、十月に教育研究せたな大会を開催することなどを盛り込んだ活動計画案を承認。新会長には厚沢部町立厚沢部小学校の小助川浩校長を選任した。小助川会長はミドルリーダーを育成し、校長としての指導性を発揮するよう呼びかけた。

　はじめに役員選考委員会が二十九年度役員選考結果を報告。満場一致で、小助川校長を新会長とするなどの新役員体制を承認した。

　小助川会長は、ミドルリーダー・管理職候補者の育成の必要性にふれ、校長の大量退職を数年先に控えていることとは別に、「学校力を高める上で、教職員一人ひとりの資質向上が必然で、ミドルリーダーの存在が若い教職員に大きな影響を与え、ひいては学校を変える」と述べた上で、「管内教育の充実発展のためにも、中長期的な視点で人材育成に努めていかなければならない」と強調した。

　新学習指導要領などの教育改革について、「成否は学校現場の在り方にかかっている」と指摘。「校長自身が教育改革の方向をしっかりと見据え、自らの教育理念に基づいた学校経営を自信と誇りをもって行うことが大切」との考えを示した。

　その上で、「時代を読む先見性・洞察力を磨き、温かさと厳しさをもって自校の教育の質を向上させる指導力を発揮しなければならない」と強調した。

　このあと、来賓祝辞に続いて、桧山教育局の中山秀悦義務教育指導監が教育行政報告を行った。議事に入り、二十九年度運営方針を決定。三十二年度までの学校数の推移を検討した特別委員会の答申を受けて、管内教育の現状と課題に応じた活動を推進することなどを申し合わせた。

　続いて経営部、研修部、対策部、情報部の活動計画を審議し、十月六日から二日間にわたって教育研究せたな大会を開催することなどを決定した。このほか、今後の研究大会の在り方についても協議を進めた。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝小助川浩（厚沢部町立厚沢部小・新）

▽副会長＝塩﨑弘明（厚沢部町立厚沢部中）

▽事務局長＝角田昌宏（江差町立江差北中・新）

▽事務局次長＝永倉裕範（上ノ国町立上ノ国小）、玉置英樹（江差町立江差中・新）

▽会計＝晴山泰文（上ノ国町立河北小・新）　

(関係団体 2017-04-24付)