後志小・中学校教頭会が総会　つながりを意識した会に　新会長に余市町大川小・明村氏

（関係団体 2017-04-25付）

活動計画、予算などを決定した

　【倶知安発】後志小・中学校教頭会は十四日、倶知安町内のホテル第一会館で二十九年度総会を開催した。学校運営研修会・ブロック研修会、「法規・法令」にかかわる研修の推進などを盛り込んだ活動計画を決定したほか、任期満了に伴う役員改選で新会長に余市町立大川小学校の明村秀之教頭を選任した。

　開会に当たり、丸岡哲也会長は「校長を助け、校務を整理する教頭は、校長が示す経営方針を理解し、具現化し、取組を整理して進めていかなければならない」と言及。その上で、「教頭会の活動を通して実践を交流し、お互いに高め合っていこう」と呼びかけた。

　引き続き、後志教育局の原光宏局長、後志町村教委協議会の成田昭彦会長、後志小中学校長会の宮本元仁副会長が来賓祝辞。原局長は、次期学習指導要領を見据えた取組と教員の指導力向上を求めた上で、「教頭会が一丸となって管内教育を強力に推進することを期待する」と述べた。

　成田会長は「日々の仕事に追われ、自分自身の時間が取れない毎日と思うが、ゆっくりリラックスできる時間を自らつくり出してほしい」と気遣った。

　宮本副会長は「心と体の健康が大事」としながら、「仕事の上でのストレスが溜まったら、相手を間違えず、正確に、ストレートに伝えて」などと助言した。

　議事では、本年度活動計画・予算を決定。学校運営研修会・ブロック研修会、「法規・法令」にかかわる研修の推進、『会報』『研究集録』『活動要覧』の編集・発行、三十一年度道公立学校教頭会研究大会後志大会に向けての準備・連絡・調整などを確認した。

　また、役員改選では、新会長に余市町立大川小の明村教頭を選出したほか、副会長に京極町立京極小学校の山下秀一教頭と共和町立東陽小学校の加藤数馬教頭を新任した。

　明村新会長は「学校課題は山積しているが、子どもたちのために、校長の経営方針を具現化し、学校課題を解決しながら、教育活動を前に進めていかなければならない」とした上で、「教頭の職能向上が何よりも重要で、教頭間のつながりが鍵になる。情報のやり取り一つ一つが、学校改善、職能向上につながるはず。つながり・絆を意識した会務運営に努めたい」と抱負を語った。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝明村秀之（余市町立大川小・新）

▽副会長＝山下秀一（京極町立京極小・新）、吉田貴（余市町立黒川小）、加藤数馬（共和町立東陽小・新）

▽監査＝土屋茂（蘭越町立昆布小）、赤沼隆一（倶知安町立西小樺山分校・新）、西谷暢幸（泊村立泊小・新）

▽事務局長＝鹿毛貴之（倶知安町立倶知安小・新）

▽事務局次長＝金崎徳子（倶知安町立北陽小・新）

▽会計＝午耒睦美（積丹町立美国中・新）

▽道公教委嘱理事＝柴山理香（真狩村立真狩中・新）

(関係団体 2017-04-25付)