高・特校長会議の道教委所管事項説明②ルールづくりの促進を　望ましい生活習慣定着で―大川生涯学習推進局長

（道・道教委 2017-05-16付）

ネイパルなどの積極的な活用も要請した

▼ネット利用も含めた望ましい生活習慣の定着

　ネット利用も含めた望ましい生活習慣の定着については、二十六年度から、ＰＴAや各校長会等で組織する道子どもの生活習慣づくり実行委員会において、「どさんこアウトメディアプロジェクト」を展開し、子どもたちの電子メディアへの接触時間を見直す取組を推進したり、体験活動や読書活動を推奨したりするなどの取組を行っている。

　また、二十七年度から二十八年度にかけて、各管内の道立学校を一校ずつ研究協力校に指定し、ネット利用に関する学習機会の提供や、生徒会等を中心とする生徒主体の取組など、生活習慣を改善するプログラムの実践を通じて、学識経験者や医療関係者とともに、改善方策等について検証を行う「望ましいインターネット利用に向けた環境醸成推進事業」に取り組んだ。

　本事業の成果については、報告書に取りまとめ、昨年度末に、すべての道立学校あてに送付し、その積極的な活用についてお願いしている。

　ネット利用も含めた望ましい生活習慣の定着は、喫緊に取り組まなければならない課題であるので、各学校においては、学校全体でのルールづくりにかかわる取組を推進するとともに、家庭でのルールづくりを促進するなど、保護者に対しても、一層の啓発に努めていただくようお願いする。

▼道民カレッジ事業

　道民カレッジは、約三万人の道民が入学している生涯学習の学園で、道内で行われている様々な学習機会を連携講座として登録していただき、カレッジ生は、その講座に参加することで、単位を得ることができる仕組みとなっている。

　連携講座のさらなる充実を図るため、各学校で実施されている開放講座等を、道民カレッジ連携講座として、積極的に登録していただくようお願いする。

　加えて、開放講座の参加者や教職員、生徒への、道民カレッジ入学の奨励についてもお願いする。

　また、道内の大学教授等が講師となった大学インターネット講座のＤＶＤについて、各教科や教職員の研修などで活用いただいているが、本年度も引き続き、活用いただくようお願いする。

　併せて、「ほっかいどう学ネット検定」について、本年度も、十一月に実施する予定である。教職員や生徒へ受検について、声をかけていただくようお願いする。

　以上、二点について述べたが、併せて、〝道立青少年体験活動支援施設ネイパルや道立美術館などの積極的な利活用〟についても、積極的に検討いただくようお願い申し上げる。

(道・道教委 2017-05-16付)