函館教育経営研究所が総会開く　魂の入った学校づくりを　円山会長、小笠原所長を再任

（関係団体 2017-05-31付）

函館の学校力向上に向けて、認識を共有した

　【函館発】函館教育経営研究所は二十日、ホテル法華クラブ函館で二十九年度総会を開いた。二十九年度の運営方針、事業計画などを決定。「魂の入った学校づくりを推進できるスクールリーダーの育成」に向けて、研究・研修を推進していく方針を確認した。役員改選では、円山博司会長、小笠原愈所長を再任した。

　開会に当たり、小笠原所長があいさつ、昨年度の、研究活動等への協力に感謝を述べるとともに、同研究所が創立二十五周年を迎えたことにもふれ、「発足当時の理念の実現に向けて、努力していきたい」と協力を求めた。

　続いて、二十八年度の事業報告、決算報告、会計監査報告を行い、一括で承認した。

　つぎに、二十九年度の運営計画、事業計画、予算案を協議した。運営計画では、所員の共同研究の促進や講演会、研修会の積極的な実施を通して、激変する社会を切り拓いていく子どもの育成、学校力の向上に努めていくことを決定した。そのほか、研究所の経営理念を再確認するとともに、八つの運営方針を設定した。

　事業計画では、学校経営に関する講座のほか、夏季・秋季・冬季に学校経営講演会を開催し、学校力の向上を図っていくことを決めた。

　役員改選も行い、円山会長、小笠原所長を再任した。

　このあと、昨年度の調査・研究成果などをまとめた研究紀要『教育の眼　経営の眼』の発表・説明のほか、函館市教委の辻俊行教育長が「教育における今日的な課題」を演題に講演した。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝円山博司

▽所長＝小笠原愈

▽次長＝藤井壽夫（函館短期大学教授）、村上勉（乙部町乙部小校長）、樫野人範（函館市石崎小校長）、新山亨（函館市鍛神小校長）、筑土清彦、碇幸信

▽事務局長＝近江辰仁（函館市駒場小教頭）

(関係団体 2017-05-31付)