札幌市教委　特別支援学級における指導充実へ　月寒小など３校で研究推進　教材教具の効果的な活用など

（市町村 2017-06-14付）

　札幌市教委は、本年度の札幌市研究開発事業「特別支援学級における指導の充実」の研究推進校を決定した。月寒小学校、苗穂小学校、東栄中学校の三校を指定。特別支援学級における指導の充実に向け、個に応じた指導や教材教具の効果的な活用を踏まえた授業づくりのほか、小・中学校の特別支援学級間の連携等について研究を進めていく。

　特別支援学級については近年、在籍する児童生徒の増加や障がいの重複化・多様化などに伴い、一人ひとりの教育的ニーズに応じた多様な教育の展開がより一層求められている。

　このため、市教委では特別支援学級における指導の充実に向け、個別の教育支援計画や個別の指導計画を活用しながら、一人ひとりの教育的ニーズに応じて、特別支援学級における教育課程の編成のほか、具体的な授業づくり、障がいの状態・特性等に基づく指導内容・方法などについて実践的な研究を行うこととしている。

　本年度は研究推進校として、月寒小、苗穂小、東栄中の三校を指定した。研究主題を「特別支援学級（小学校、中学校）における個に応じた指導の充実についての実践研究」として、個に応じた指導や教材教具の効果的な活用を踏まえた授業づくりを実施する予定。全市に参加を呼びかけて授業公開を実施し、その効果や課題を検証する。

　また、小・中学校の特別支援学級間の連携等の研究も行う。

(市町村 2017-06-14付)