道Ｐ連が第７０回総会開く　１０月に小樽で研究大会　新会長は函館市Ｐ連・青田氏

（関係団体 2017-06-14付）

青田新会長は新しい世代の教育を議論したいと述べた

　道ＰＴＡ連合会（＝道Ｐ連）は十日、ホテルポールスター札幌で第七十回総会を開いた。「家族の絆を深め、豊かな心をもった子どもたちを育てるＰＴＡ活動に努める」などの基本方針、「研修活動の充実」「教育環境の充実」などの重点目標を決定。事業計画では、研究大会を十月七～八日、小樽市で開催することを決めた。役員改選では、函館市Ｐ連の青田基氏を新会長に選出。青田新会長は「学校、教育、子育てを取り巻く環境の変化について情報を発信し、ともに学び、新しい世代の教育を議論していきたい」と述べた。

　開会あいさつで佐藤彰会長は、二十八年度に完了した「どさんこアウトメディアプロジェクト普及フォーラム」によって、地域で子どもの実情に応じた取組が広がりつつあるとし「子どもたち自身が問題解決への主人公となる環境を整えなければならない」と述べた。

　続いて、道教委の佐藤寛教育部長、道中学校長会の古谷雅幸会長が来賓あいさつ。佐藤教育部長は「ＰＴＡをはじめとする関係団体と一層連携し、児童生徒の学力・体力向上、生活習慣の確立に努めていきたい」とし、支援と協力を求めた。古谷会長は「すべての子どもたちの幸せな未来をつくるため、学校関係者、ＰＴＡ連合会がより深く連携し、子どもたちに確かな生きる力を育てるため、ともに力を合わせていきたい」と述べた。

　議事では、二十九年度の基本方針を決定。①家族の絆を深め、豊かな心をもった子どもたちを育てるＰＴＡ活動②命の大切さとともに、生きることの大切さを育むＰＴＡ活動③自然環境の保護と食育を実践するＰＴＡ活動④家庭・学校・地域そして行政との連携・協働を強め、理解と協力に基づくＰＴＡ活動―の四点を定め、「研修活動の充実」「教育環境の充実」など六項目を重点目標とした。

　事業計画では、北海道ブロック研究大会を十月七～八日に小樽市で開催することを決定。大会スローガン「未来へ　つながろう　一人ひとりの心　海より大きな愛で育んでいこう」、大会主題「北海道開拓の礎（いしずえ）　このまちから未来へはばたく子どもたちのために～今　伝えたい　親・子ども・地域のつながり」と定めた。

　役員改選では、新会長に函館市Ｐ連の青田氏を選出。青田新会長は「子育ては学校、地域の支えがあってこそ。〝おかげさま〟の気持ちを忘れず、ＰＴＡ活動に努めたい」と抱負を述べ「学校、教育、子育てを取り巻く環境の変化について情報を発信し、ともに学び、新しい世代の教育を議論していきたい」と述べた。

　二十九年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝青田基（函館市Ｐ連・新）

▽副会長＝菅原康晃（小樽市Ｐ連）、加藤保昭（上川北部Ｐ連・新）、干山毅（函館市Ｐ連・新）、横井正樹（北空知Ｐ連・新）、鈴木章夫（オホーツク東部地区Ｐ連・新）、設楽正敏（北広島市立東部小校長・新）、三浦崇史（石狩市立厚田中校長・新）、辻麻紀（石狩管内Ｐ連）

▽副会長（会長指名）＝村井為敦（旭川市Ｐ連）、萩澤教達（石狩管内Ｐ連・新）

▽顧問＝渡部徳章（オホーツク中部地区Ｐ連）、佐藤彰（稚内市連Ｐ・新）

▽監査＝山本博之（小樽市Ｐ連・新）、中山智仁（日高地区Ｐ連）、茂木カツエ（オホーツク東部地区Ｐ連）

(関係団体 2017-06-14付)