第６７回道高Ｐ連空知大会　効果的な運営へ連携強化　講演、分科会で研鑚深める

（関係団体 2017-06-15付）

新会長に選ばれた新井田氏

　【岩見沢発】第六十七回道高校ＰＴＡ連合会空知大会が十～十一日の二日間、たきかわ文化センターを主会場に開かれた。分科会での研究協議を通し、ＰＴＡ活動のさらなる発展に向けて意見を交換。大会前の総会で選任された新井田寬新会長は、仲間意識や連帯感の共有、連携強化の必要性を強調した。

　大会主題は「身近な人と結ぶ信頼の絆」。大会メッセージを「母なる大河石狩の流れる空知野から　育もう未来の主人公である子どもたちへの熱い想い」とした。

　開会式では、新井田会長があいさつ。ＩＣＴ機器の適切な利用の促進とインターネットリテラシーの醸成、教育における地域格差、学力と経済の二極化などの課題を挙げ、本年度から理事会に設置する委員会を健全育成、研修、進路対策、調査広報の四委員会に再編することを説明。「時代のすう勢に的確に応じた、効率的な運営に取り組んでいきたい」とし、仲間意識や連帯感を共有し、連携を強化する必要性を挙げた。

　来賓あいさつでは、道教委の小形秀雄教育指導監が登壇。研修活動、学校行事への支援、キャリア教育や防災教育などのＰＴＡの日ごろの協力に感謝の言葉を述べた上で「小中高一貫ふるさとキャリア教育推進事業」やコミュニティ・スクール導入の促進など、道教委の取組にふれ「今後も、地域全体で子どもたちを守り育てる体制づくりの推進に努めたい」とし、理解と協力を求めた。

　あいさつのあと、功績団体、功績者表彰・感謝状贈呈式を挙行。新井田会長から、特別功績者として道高Ｐ連の山本富造前会長、功績団体表彰として遺愛女子中学校・高校ＰＴＡを表彰した。功績者表彰では、代表として道高Ｐ連の種田千草前副会長を表彰。感謝状贈呈では、代表の美唄聖華高ＰＴＡの清野美江子前会長に感謝状を手渡した。

　このあと、㈱アイスブレイク代表取締役の中村信仁氏が「めぐりあいのふしぎ」と題して講演した。

　二日目、滝川高校、滝川西高校を会場に分科会を実施。「学校教育への積極的活動を行うＰＴＡ活動」「生徒指導にかかわる学校と家庭との連携」「生徒の進路実現に向けたＰＴＡのサポート体制について」など、三十五のテーマに基づき協議。各学校の様々な事例をもとに意見を交換した。

◆委員会を４つに再編　道高Ｐ連が総会開く

　道高校ＰＴＡ連合会は第六十七回空知大会に先立ち、二十九年度総会をたきかわ文化センターで開催した。役員改選では、新会長に新井田寬氏を選出。理事会に設置する委員会を「健全育成」「研修」「進路対策」「調査広報」の四委員会に再編することを決めた。

　議事では「ＰＴＡ活動を通じて社会教育、家庭教育の充実および学校教育との連携に努め、本道の次世代を担う青少年の健全育成と生涯学習社会の形成に寄与する」を基本目標とし、子どもたちの安全・安心を確保するための事業の展開、組織運営の活性化などを盛り込む事業方針を決定した。

　事業計画では、高校生と保護者が宿泊をともにして語り合う「高校生と語るつどい」を、旭川支部で九月二十三～二十四日、後志支部で十月十四日に実施することを決めたほか、安心ネットづくり促進協議会との連携による取組を進めることを確認した。

　また、子どもたちを取り巻く課題の変化に対応するため、理事会に設置される委員会を「健全育成」「研修」「進路対策」「調査広報」の四委員会に再編することを定めた。

　二十九年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝新井田寬（石狩・札幌月寒・新）

▽副会長＝福井玲子（石狩・札幌新川）、山本美加（石狩・札幌北陵・新）、海東剛哲（留萌・留萌・新）、永渕優（石狩・札幌丘珠・新）、川口淳（石狩・札幌南・新）

▽監事＝植松洋二（石狩・札幌藻岩）、三浦由貴子（道南・遺愛女子・新）、瀬谷寛嗣（石狩・札幌国際情報・新）

(関係団体 2017-06-15付)