十勝管内小中教頭会役員研修会　自己研鑚で力量高めて　上田義務教育指導監が講話

（関係団体 2017-06-15付）

約５０人が参加し、教頭としての資質・能力向上を目指して研鑚を積んだ

　【帯広発】十勝管内小中学校教頭会（髙充慶会長）は八日、十勝教育研修センターで本年度一回目となる役員研修会を実施した。十勝教育局の上田禎子義務教育指導監が「教頭に期待すること」と題して講話。約五十人の参加者は、教頭としての資質・能力向上を目指して研鑚を積んだ。

　冒頭、髙会長があいさつに立ち「この研修会が、本年度のテーマである〝絆を深め　学び合い　着実に進める　教頭会〟に迫るためにも、教頭としての資質・能力を高めていく機会となれば」と期待を寄せた。

　引き続き、上田義務教育指導監が「教頭に期待すること」と題して講話した。

　上田義務教育指導監は、①鍛える②つなぐ③育てる―の三つの視点をもって職務に当たるよう助言。①については、自身の力量を高める大切さを強調し「常にアンテナを高く掲げ、教育の情報通になってほしい」「自己評価を行うなど自己研鑚に励んでほしい」などと求めた。

　②では、幼・保・小・中・高校や市町村教委、関係機関との連携を密にし、それぞれの取組を充実していく重要性を説いた。

　③においては「十勝の子どもたちのために教師力や学校力の向上を目指してほしい」と呼びかけ、リーダーシップの発揮や学校の要としての活躍に期待を寄せた。

　このほか、自身が管理職時代に行った、資格や検定に合格した子どもたちの合格証と笑顔の写真を廊下に提示する実践を紹介。その上で「子どもたちには、充実感や達成感を感じさせ、自己肯定感を高めることが大切」と強調した。

(関係団体 2017-06-15付)