30年度公立高校入学者選抜―道教委 学校裁量問題43校55学科で実施 北広島、浦河などで複数尺度選抜比率変更
(道・道教委 2017-06-19付)

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学校別詳細①(クリックすると拡大表示されます)

 道教委は十六日、三十年度公立高校入学者選抜における学校裁量にかかる事項と、推薦入学者選抜における普通科の推薦要件を発表した。一般入学者選抜における学校裁量問題は、三十年度に留萌高校と留萌千望高校が統合して新設される留萌市内の新設校普通科が導入するなど、四十三校五十五学科で実施を予定。複数尺度による選抜では「学力検査の成績を重視」する比率で道立高では北広島と浦河の二校が「学力一〇対評定〇」に変更。推薦入学者選抜は、鷹栖高校が新たに取り入れるなど百五十五校二百七十六学科が実施を予定している。

 三十年度に一般入学者選抜(学力検査)の実施を予定している学校・学科(コース)数は、市町村立高校を含め二百十五校三百四十五学科。小樽商業、小樽工業、留萌、留萌千望の募集停止および札幌開成の閉校によって五校減、小樽商業・小樽工業と留萌・留萌千望がそれぞれ統合した新設校となることから二校増、差し引き三校四学科の減となる。

 二十一年度の入学者選抜から導入され、選択する学校が増加傾向にある「学校裁量問題」は、四十三校五十五学科が選択する予定。留萌市内新設校普通科で導入する予定となっている。

 「傾斜配点」は、札幌開成を除き二十九年度と同じ十校十学科、「実技」についても三校三学科が二十九年度に引き続き実施する予定。「作文」は奥尻(町立)で新たに導入する方針。

 「全員面接」は、小樽市内新設校と留萌市内新設校を含め、百六十八校二百八十七学科が実施を予定している。

 「複数尺度による選抜の比率」(市町村立除く)をみると「学力検査の成績を重視」する項目では「学力一〇対評定〇」に変更するのは北広島と浦河の二校、「学力九対評定一」とする学校が札幌真栄、函館西、上士幌、中標津・普通の四校。小樽市内新設校と留萌市内新設校はそれぞれ「学力八対評定二」とする予定。

 また「個人調査票の評定を重視」(市町村立除く)する項目では、北広島が「評定六対学力四」、浦河が「評定一〇対学力〇」に変更。小樽市内新設校は「評定六対学力四」、留萌市内新設校は「評定八対学力二」とする予定。

 一方「推薦入学者選抜」は、鷹栖が新たに取り入れるなど、百五十五校二百七十六学科が実施を予定。このうち、普通科では八十六校九十学科が予定している。普通科設置校百五十四校に対する実施比率は五五・八%となり、二十九年度に比べ〇・六ポイント増加した。

 面接以外では「英語の聞き取りテスト」を行う学校が札幌開成と留萌・普通の二校一学科減の五校六学科。「英語による問答」を実施する七校七学科と「実技」を実施する三校三学科は、いずれも二十九年度と同じ状況となっている。「作文」は新たに滝川西・情報マネジメントで取り入れるなど三十八校六十二学科、「自己アピール文の提出」は新規に森・総合、鷹栖、留萌市内新設校で導入するなど百一校百四十五学科で実施する予定。

 三十年度公立高校入学者選抜は、推薦入学面接が三十年二月十四日、学力検査が三月六日、合格発表は三月十六日に行われる。

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学校別詳細⑦(クリックすると拡大表示されます)
4P、右上・学校裁量について
学校別詳細―凡例(クリックすると拡大表示されます)
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普通科「推薦の要件」①(クリックすると拡大表示されます)
5面
普通科「推薦の要件」②(クリックすると拡大表示されます)
6面
普通科「推薦の要件」③(クリックすると拡大表示されます)
7面
普通科「推薦の要件」④(クリックすると拡大表示されます)

(道・道教委 2017-06-19付)

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