札幌市の高校生保育職場体験事業　将来的な保育士確保を　生徒が保育所でボランティア　８月上旬に実施

（学校 2017-07-07付）

　札幌市は、本年度から新たに高校生保育職場体験事業を実施する。札幌市立高校八校の生徒を対象に、乳幼児の保育にかかわる職業体験を提供するもの。八月一日からの実施を予定している。

　札幌市では、保育士の志望者が減少していることなどから、市内の認可保育所等の将来的な保育士確保に向けた取組として、同事業を実施することとした。保育所などでのボランティア活動を通じ、生徒に保育現場の魅力を伝えると同時に、生徒自らの進路を考える契機となることを目的としている。

　実施時期は、八月一～四日、七～十日のうち原則二日間。午前九時から午後四時の間に、休憩時間を含む一日六時間の職業体験を行う。

　参加が決定した生徒は、受け入れ先の保育所等から仕事の流れの説明を受けるほか、園児と一緒に遊ぶなどの活動を予定している。

　今後、事業に参加する生徒は、三十一日に市子ども未来局で、体験日当日の注意事項等の説明を受ける。

　対象は市立高校に通う一～三年生で、定員は三十人。定員を上回る申込があった場合、二日間の体験を希望するものを優先する。

　参加費は無料。申込は、参加申込書に必要事項を記入の上、札幌市子ども未来局（〒〇六〇―〇〇五一　札幌市中央区南一条東一丁目大通バスセンタービル一号館三階　同局子育て支援部保育推進担当課保育推進係　林氏）に郵送すること。Ｅメール（ｈｏｉｋｕ＠ｃｉｔｙ．ｓａｐｐｏｒｏ．ｊｐ）でも受け付けている。締切は十四日。

(学校 2017-07-07付)