石狩市内児童５４０人がみなと見学　沖合からの風景に歓喜！　港湾業務艇で港の役割学ぶ

（学校 2017-07-12付）

普段は見る機会が少ない港の施設を見学した

　【小樽発】石狩市内の小学校十校に通う小学三～五年生の児童約五百四十人が六月中・下旬の四日間、石狩湾新港東ふ頭で行われた開発局小樽開発建設部主催の「みなと見学会」に参加した。過去最多の児童が参加し、同部が保有する港湾業務艇「ひまわり」に乗船して港内を回り、普段は見る機会が少ない港の施設を見学した。

　みなと見学会は、地元小学生を招いて港湾施設を紹介しながら、港の役割や公共事業の必要性を理解してもらおうと、毎年同部が開催。各学校は、総合的な学習または社会科の授業の一環として参加している。

　ことしは、石狩市の緑苑台小学校、双葉小学校、八幡小学校、生振小学校、花川南小学校、聚富小学校、石狩小学校、花川小学校、紅南小学校、南線小学校の計十校から約五百四十人が参加した。

　児童たちは注意事項などの説明を受けたあと、港湾業務艇に乗船。約三十分かけて港内を一周し、初めて沖合から見る港湾施設の風景に歓声を上げた。

　このあと、港湾用地に仮設テントを設営した臨時教室で、職員が講師となって授業を行った。パネルを用いて石狩湾新港の歴史や役割、公共事業の内容について紹介し、児童たちは熱心に説明に聞き入っていた。

(学校 2017-07-12付)