留萌千望高が工事等見学会に参加 建設業への興味深める トンネル施工手順など学ぶ(学校 2017-07-20付)
掘削を開始する前のトンネル坑口を見学した
【留萌発】留萌千望高校(太田倫夫校長)は七月上旬、開発局留萌開発建設部と留萌建設協会による深川留萌自動車道工事現場等見学会に参加した。電気・建築科の二年生三十人が参加し、実際の工事現場や留萌ダム管理施設などを見学。担当者らの説明を受け、建設業への興味を深めた様子だった。
この見学会は、将来エンジニアを目指す生徒を対象に二十七年度から実施。工事現場を間近で見ることで建設業に興味をもち、地域に密着した社会資本整備の必要性などを学んでもらうことを目的としている。
この日は、同部発注の「深川留萌道留萌市バンゴベトンネル工事」の現場を見学。延長三百十一㍍の山岳トンネルを新設するもので、岩田地崎・堀口特定建設企業体が工事を請け負っている。トンネル掘削工着手前のため、電気設備や現場の状況などを見て回った。
はじめに同部の担当者が事業概要、現場代理人の高木善之氏がトンネルの施工手順を説明。掘削工から支保工、覆工など各作業工程や掘削用機械を紹介したほか、施工時に発生する濁水の浄水過程について、実際に現場で発生した濁水を使用した実験を行った。
続いて、一行は留萌ダムの管理施設を見学。ダムの構造や規模、使用目的について説明を受けたあと、ダム内の監査廊や利水放流設備、水力発電所を見て回った。このあと、同部が保有する港湾業務艇「ゆりかもめ」に乗船し、港湾施設を海上から見学。生徒らは見学会を通し、社会資本整備の必要性について学びを深めた。
(学校 2017-07-20付)
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