弟子屈小２年生がヤマメの稚魚放流　大きくなって戻ってきて　建設業者協力のもと１５００匹

（学校 2017-07-25付）

優しく放流する児童たち

　【釧路発】弟子屈町立弟子屈小学校（佐野哲哉校長）は二十日、弟子屈町内の釧路川左岸で、釧根地域の建設会社二十七社からなる釧路・リバー・プロテクション・２１の会（上田光夫会長）の協力によるヤマメの放流事業を行った。二年生児童が摩周丘幼稚園の園児とともに一千五百匹の稚魚を放ち、大きく成長することを願った。

　十七年から毎年行っている取組。冒頭、上田会長は「昔の釧路川のように、どこでもヤマベ釣りができるようになってほしいという思いで放流してきた」と話した。

　また、開発局釧路開発建設部釧路河川事務所の渡邉和好所長は「雨が降っているときや川が濁っているときは川には近づかないで」と注意を呼びかけた。

　このあと、弟子屈小二年生二十六人と摩周丘幼稚園の園児二十三人が川岸で交互に、ヤマメの稚魚一千五百匹を放流。「小さくてかわいい」「大きくなってね」と声をかけ、稚魚が泳ぐ姿に見入っていた。

　また、弟子屈建設業協会が体長約三十㌢㍍のニジマス十匹の入った水遊び用のプールを設置。子どもたちは恐る恐る触れて、楽しんでいた。

　弟子屈小の大島健教諭は「自然豊かな弟子屈町の魅力を感じるとともに、命の大切さも知ってくれれば」と話していた。

(学校 2017-07-25付)