遠軽町丸瀬布小児童がじゅんさい摘み　地元ならではの体験を　特産品について理解深める

（学校 2017-07-26付）

栽培池で小船をこぎ収穫を体験した

　【網走発】遠軽町立丸瀬布小学校（河村一恵校長）は十四日、地元企業の協力を得て、じゅんさい摘み取り体験を実施した。児童十三人が専用の小船に乗ってじゅんさいの収穫に挑戦。地元の特産品について理解を深め、ふるさとの魅力を再発見した。

　摘み取り体験は「地域のよさを知り、それに誇りをもってほしい」との願いから同校が地元企業の㈱管野組（石井英治社長）に協力を依頼。同社は「地元の特産品の素晴らしさを知ってもらい、家族や友人に伝えることで、子どもたちの学ぶ力と発信力を育むことができたら」と考え快諾した。八年目になる今回は、地域の魅力を発見する様々な見学・体験に取り組むフィールドワーククラブの児童ら十三人と教員八人が参加した。

　はじめに、じゅんさい加工場を訪問し、摘み取ったあとの工程を見学。このあと、じゅんさいの栽培池に移動し、担当の村井優也氏から収穫の仕方について説明を受けた。子どもたちは、一人ずつ小船に乗ってかいをこぎ、目指すポイントへ。薬指と中指で茎をはさみ、親指と人差し指を使って、葉がくずれないように慎重に摘み取っていた。

　その場で、加工したじゅんさいの試食も行い、子どもたちは「新鮮でおいしい」「とろりとした食感がいい」などと感想を述べた。

　このあと、丸瀬布地区の小中連携活動として教諭を対象にした摘み取り体験も実施。初めてという教諭がほとんどで、夢中になって摘み取りを楽しみ、地元ならではの体験をできたことに感謝していた。

(学校 2017-07-26付)