札幌市真駒内中５０周年記念講演会　〝先輩〟から元気もらう　同校出身・なでしこジャパン熊谷氏が来校

（学校 2017-07-05付）

熊谷氏（右）は、サッカーの魅力などを語った

　札幌市立真駒内中学校（大石まり校長）は六月二十三日、同校で「開校五十周年記念熊谷紗希選手講演会」を開催した。全校生徒と保護者合わせて約四百六十人が参加。熊谷氏の講演を通して、進路への意識を高めた。

　開校五十周年記念事業の一環として実施したもの。世界で活躍するアスリートの話を聞き、自らの進路への希望をもってもらうことが目的。今回、同校出身の熊谷氏に講師を依頼し、講演会を実施することとなった。

　この日、熊谷氏が同校教職員との対話形式で講演会を実施。熊谷氏は子どもを対象にサッカースクールを行っていることにふれたほか、参加している子どもたちに対しては「何よりサッカーを楽しんでほしい」と話した。

　小学校のときに校区内の真駒内南サッカースポーツ少年団に所属していたことについては「いい仲間と出会い、楽しくサッカーができた」と振り返った。

　また、大学に通いながらプロのサッカーチームに所属していたことにふれ「中学校のとき、両親のおかげで好きなサッカーと勉強を何とか両立することができた。勉強の仕方を学んだことがその後の高校・大学の生活に生かされた」と話した。

　サッカーのやりがいについては「チームみんなで一つのゴールを目指し、守るという一人では味わえない喜び、魅力がある」と熱く語った。

　このあと、サッカー教室でパスやドリブルのコツを教えたほか、中体連の試合を翌日に控えた同校サッカー部を激励した。

(学校 2017-07-05付)