北翔大がシステム開発企業と協定　教育充実へ協力体制構築　端末開発、人材交流などで連携

（学校 2017-07-04付）

西村学長（右）と河本社長が協定書にサインした

　北翔大学・同短期大学部（ともに西村弘行学長）は六月二十三日、北翔大学七号棟で㈱シーエスイー（愛知、河本正晴社長）との産学連携協定を締結した。両者は今後、教育支援システム端末の開発や技術・人材交流の面で、連携協力をさらに進めていく。

　協定は、北翔大・同短期大学部と、ＩＣカードリーダーなど業務用端末の製造販売やシステム開発を行う同社が、開発、新規事業の創生、人材交流、教育および人材育成等の分野で相互に連携協力を進めるもの。科学技術の振興および産業と社会の発展に寄与することを目的とする。

　出欠確認や集計業務に関する教職員への業務負担を軽減するため、同大は二十五年度から、ＩＣ読み取り端末を使用した出席管理リーダー「Ｐｉｔ―２１」を導入し検証を開始。学生サービスの向上、教員の研究時間および学生指導時間の確保、「代返」防止などを目的とし、さらに、授業内で活用できる機能や学生指導を行う機能を取り入れたリーダーの構築を目指し、同大事務職員を中心に同社と共同開発を行っている。今後、広く教育機関で利用できる汎用性の高いシステムの開発を目指す。

　六月二十三日に同大で行われた協定調印式では、西村学長と河本社長が協定書に署名。固い握手を交わした。

　西村学長は「教育で活用できる発展したシステムの開発を行い、教育の充実かつ教員・事務職員の負担がより軽減できるシステムを提供したい」と期待した。河本社長は「双方が協力し、多くの教育機関で利用できる端末として汎用性のあるシステムの開発を目指したい」と述べた。

(学校 2017-07-04付)