人材育成し地域活性化を　稚内北星学園大、稚内開建が協定

（学校 2017-07-03付）

斉藤学長（右）と和田部長が固く握手を交わした

　【稚内発】稚内北星学園大学（斉藤吉広学長）と開発局稚内開発建設部（＝稚内開建）は六月十五日、同大学で包括連携協定の締結式を執り行った。斉藤学長と稚内開建の和田忠幸部長が固く握手を交わし、連携して宗谷地域の活性化に取り組んでいくことを誓った。

　国土交通省が進める新たな北海道総合開発計画では、本格的な人口減少時代を迎える中、自ら考え地域づくりに取り組む地域の担い手を育成、確保することが重要とされている。稚内北星学園大と稚内開建では、相互に連携・協働し、宗谷地域の活性化や未来を拓く人材の育成など、地域に貢献することを目的に協定を締結した。

　締結式は、稚内北星学園大で実施。斉藤学長と和田部長が協定書にサインし、がっちりと握手を交わした。

　あいさつに立った和田部長は、協定締結を機に北海道の強みである食と観光を戦略的に生かし、宗谷の生産空間を持続的に発展させるべく「大学との連携・協働関係を一層深め、地域のネットワーク強化に積極的に参画していきたい」と決意を語った。

　斉藤学長は大学の構想について「情報メディアの力を発揮して社会の価値を発見、創出していく地域の機関となり、求心力をもった地域の〝ハブ〟としての役割を果たしていきたい」と強調。その上で、開建との連携活動を進めていく中で「地域のネットワークをさらに広く強固にしていく一つのコアとして、両者の結び付きを育て上げていければ」と話した。

(学校 2017-07-03付)