道教育大学附属特別支援と大野農高　作業通し親睦深める　第２回交流・共同学習を実施

（学校 2017-07-28付）

陶芸や木工作業などを通じて、交流を楽しんだ

　【函館発】道教育大学附属特別支援学校（紀藤典夫校長）高等部と大野農業高校（鎌田一宏校長）は十三日、道教育大附属特別支援学校の校舎で第二回交流・共同学習を実施した。両校合わせて四十七人が参加。協力しながら、木工や陶芸、縫工などの作業に取り組み、交流を深めた。

　両校の共同学習は、十年以上継続して行っているもの。両校の特色を生かした活動による交流を通じて、責任感や同世代の他校の生徒とかかわりを深めることなどが目的。

　五月に行われた一回目の共同学習では、大野農業高の農場を会場に、ジャガイモや枝豆の種植え作業などを実施した。

　当日の開会式では、大野農業高の生徒が「きょうの交流を楽しみにしていた。楽しく交流しよう」とあいさつした。

　続いて、木工作業や陶芸作業など、四つの班に分かれて体験実習を実施。生徒同士が協力しながら、木箱や食器などを制作した。陶芸作業では、特別支援の生徒が、大野農業高の生徒に「もうちょっと薄くした方がいいよ」などのアドバイスを送っていた。一時間ほどの作業終了後、全員で昼食を取りながら交流を楽しんだ。

　道教育大附属特別支援学校の太田千佳子副校長は「事業を通して、同年代との生徒とのかかわりを大切にし、お互いのよい部分を認め合えるようになれば」と話していた。

　第三回の共同学習では、第一回で植えた野菜の収穫と試食会を予定している。

(学校 2017-07-28付)