子によりよい教育環境を　道公立学校事務職員研究大会開く

（関係団体 2017-08-08付）

「教育の改革と発展をめざして」を主テーマに開かれた第７０回記念大会

　道公立学校事務職員協会は三日から二日間、ホテルライフォート札幌で第七十回道公立学校事務職員研究大会（第七十回記念大会）を開いた。講演や分科会、研究発表などを通して、主テーマ「教育の改革と発展をめざして―学校経営事務の充実」に迫った。初日の開会式では、水本靖会長があいさつに立ち「次世代を担う子どもたちのために、よりよい教育環境を提供するため、会員一人ひとりの向上心と熱意に期待したい」と述べた。

　学校における教育に関する諸問題について研究協議を行い、学校職員の資質を高め学校教育の目的遂行に寄与しようと開いたもの。二百十一人が参加した。

　初日の開会式では、水本会長があいさつ。「本協会は、戦後間もない昭和二十三年に発足し、ことしで七十年を迎える。この間、一貫して学校事務に関する研究活動と事務職員の資質の向上に努めてきた」と振り返った。

　ことしの研究大会の意義について「七十年にわたって継続されてきた研究成果と、上司・先輩から部下・後輩に引き継がれてきた事務室の絆と自己研鑚の意識を、今一度、見直してみるよい機会と考え、第七十回記念大会として開催することとなった」と説明した。

　研究大会のこれまでの歴史に関して「たくさんの研究発表が行われるとともに、貴重な意見交換・情報交換の〝場〟ともなり、事務職員の資質向上と学校事務の充実・発展に大きく貢献してきた」と評した上で「今後も、次世代を担う子どもたちのために、よりよい教育環境を提供するため、会員一人ひとりの向上心と熱意に期待したい。この機会に自ら研鑚を積み、大会で得た成果を、これからの学校事務に生かしていただきたい」と呼びかけた。

　開会式後、南極料理人・西村淳氏が「南極観測隊というチーム」と題して記念講演。観測隊の生活の様子などを紹介し「過酷な環境の中、チームワークではなく、個の力が結集するチーム力が問われた」などと振り返った。

　そのあと、前半五分科会、後半五分科会の計十分科会で研究発表を行った。

　二日目は、研究発表のあと、〝ときどき落語家〟の月の輪熊八氏が「落語で感じること」と題して記念講話を行った。

(関係団体 2017-08-08付)