北特研道北地区大会・全道研修会 適切な指導・支援充実へ 160人参加し実践講座など(関係団体 2017-08-07付)
160人が参加し、特別支援教育のさらなる充実を目指して研鑽を積んだ
【稚内発】第三十九回道特別支援教育研究協議会道北地区大会(稚内大会)兼全道研修会および稚内養護学校夏季研修会が七月二十八日、同校を会場に開かれた。全日本特別支援教育研究連盟(=全特連、松矢勝宏理事長)、道特別支援教育研究協議会(=北特研、松浦孝寿会長)、稚内養護学校(首藤啓美子校長)主催。大会主題「地域とすすめるインクルーシブ教育システムの構築~夢をもって、自分らしく歩み続ける子どもたちのために」のもと、全道から約百六十人の特別支援教育に携わる教職員、関係者が参加。適切な指導・支援に向け、実践研究や講座を通して資質の向上を図った。
冒頭、主催者を代表して全特連の松矢理事長があいさつ。学習指導要領の改訂によって特別支援教育の推進と実践研究に新たな課題が提起されたことを踏まえ「教育課程の連続性を重視することや障がいの重度、重複、多様化への対応、卒業後の自立した社会参加に向けた取組の充実など、改訂の基本的な方向性について理解を深め、実践研究を進めなければならない」と呼びかけた。
続いて、大会実行委員長で稚内養護の首藤校長があいさつ。共生社会形成に向けてインクルーシブ教育システムの構築が進められる中、「子どもたち一人ひとりの多様な学びの場の確保など、特別支援教育の一層の推進・充実が必要」と強調し、活発な情報交流に期待した。
来賓では、稚内市教委の表純一教育長があいさつ。昨年障害者差別解消法が施行されたことにふれ「我々行政も障がい者に対する合理的配慮への理解の浸透を目指していくので、引き続き共生社会の実現に向け尽力してほしい」と求めた。
このあと、リオパラリンピック自転車競技で銀メダルを獲得した稚内市出身の藤田征樹氏(日立建機㈱)が「義足でのスポーツ挑戦」と題して、全体講演を行った。
午後からは、「発達障がいのある生徒の理解と指導」「個別の指導計画作成と活用のポイント」をテーマとした実践研究と、「自閉症のある児童生徒への指導支援のポイント」「特別な教育ニーズのある子どもをもつ保護者支援の実際」「ICT機器の活用の実際」に関する講座を行い、特別支援教育の推進・充実に向け研鑚を深めた。
また、休憩時間には地域連携セレモニーとして、稚内市立声問小学校の児童がよっちゃれを、南中ソーラン連が南中ソーランを披露した。
(関係団体 2017-08-07付)
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