オホーツク子の発達サポート教育研の研究大会　１２０人が参加　ともに学ぶ教育目指す

（関係団体 2017-08-03付）

配慮や支援が必要な子どもたちへの理解を深めた

　【網走発】オホーツク子どもの発達サポート教育研究会（市野孝雄会長）は七月三十一日、北見市民会館で第十六回研究大会を開いた。教育関係者や保護者など約百二十人が参加。大会テーマ「気になる子の将来につなげる理解と支援～インクルーシブ発想で考える」のもと、講演や実践報告を通じて〝ともに学ぶ教育〟の在り方について研鑚を積んだ。

　研究大会は管内において、支援が必要な子どもたちにかかわる人の連携を強化するとともに、配慮や支援が必要な子どもたちへの理解を深め、支援の手立てを学ぶことが目的。

　開会に当たり市野会長があいさつ。「特別な支援を必要とする子どもたちが、豊かな学校生活を送るためにはどのようなことが必要なのか、深く考える大会にしたい」と呼びかけた。

　続いて、ノートルダム清心女子大学の青山新吾准教授が「インクルーシブ発想の教育」をテーマに講演。「子どもとの関係を考える」「〝集団の中の個〟としてみる」などの視点から、子どもたちが生涯を通して様々な人とつながり、ともに学んでいけるよう、〝気になる子どもたち〟への理解と支援について考えた。

　また、遠軽町立安国中学校の宮下保之教諭が「気になる子がともに学ぶための環境づくりとは」と題して実践発表を行った。

(関係団体 2017-08-03付)