道高校長協会商業部会が研究集会等 商業教育の充実・発展へ 講話や部会協議など通し研鑚(関係団体 2017-08-07付)
124人が参加し、商業教育の質の向上を目指して研鑚を積んだ
【帯広発】道高校長協会商業部会(部会長・別所正一札幌東商業高校長)は七月二十六日から二日間、帯広市内のとかちプラザで道高校商業教育研究集会・協議会を開いた。全道各地から商業高校や商業科目を設定している高校の校長、教員など百二十四人が参加。共通主題「ビジネス教育の創造と発展~経済社会の健全で接続的な発展を担う職業人の育成を目指して」のもと、講話や講演、研究発表などを通して、商業教育の質や教職員の資質向上に努めた。
研究集会・協議会は、高校における商業教育の充実・発展を図るため、当面する諸問題について研究協議を行い、教育課程の望ましい在り方を研究するとともに、教職員の資質向上を図ることを目的に開催。
初日の開会式では、別所部会長があいさつに立ち「今、限られた時間の中で商業教育を通して、子どもたちに最善で最高の教育環境を提示することが求められている」と強調。「本研究集会で教育改革における道内の動向などを確認し、商業教育を学ぶ生徒の教育の質を保証するとともに、適切な実践を行うために共通理解を図っていただきたい」と呼びかけた。
引き続き来賓あいさつとして、文部科学省初等中等教育局児童生徒課産業教育振興室の西村修一教科調査官、十勝教育局の竹林亨局長、帯広市教委の嶋﨑隆則教育長、帯広商工会議所の髙橋勝坦会頭が登壇。西村教科調査官は「本研究集会・協議会に参加するのに当たり、一人ひとりが自分なりに課題意識をもち、その課題の解決策をみいだすことにつなげてほしい」、竹林局長は「各学校で取り組んでいる教育実践の成果や課題を共有するなど、本道の商業教育の一層の充実に向けた議論を深めていただきたい」、嶋﨑教育長は「参加者の皆さんが、本研究集会・協議会を通し、直面する課題に向き合うことによって、これからの時代を担う職業人、産業人が育まれ、それぞれの地域や国の未来につながることに期待する」、髙橋会頭は「産業社会の多くの課題を解決するためには、人材育成がますます重要になっている。今後も、豊かな人間性をもち、多様な課題に立ち向かい、産業界、地域経済を支える人材育成に尽力を」などと述べ、それぞれ研究集会・協議会の成果に期待を寄せた。
このあと、道教委高校教育課産業教育指導グループの池田隆主査が講話。人口減少やグローバル化などの産業教育における諸課題について説明し「この二日間、様々な場面で議論し、今後の商業教育の方向性について考えを深めてほしい」と呼びかけた。
続いて、㈱柳月取締役副社長の田村英祐氏が「柳月におけるマーケティング戦略と将来構想」と題して講演したほか、苫前商業高校、虻田高校、根室高校、札幌東商業高校、苫小牧総合経済高校の教諭が研究発表した。
二日目は「教育課程」「マーケティング・ビジネス経済分野」「会計分野」「ビジネス情報分野」「普通科・総合学科関連」の五つの部会による部会別研究協議を実施。参加者は、商業教育の質の向上を目指して活発に意見を交わした。
(関係団体 2017-08-07付)
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