道高校長協会家庭部会意見発表大会　日ごろの学習成果共有　最優秀に夕張高・二階堂さん

（関係団体 2017-09-05付）

家庭や福祉に関する学習の成果を発表した

　道高校長協会家庭部会（吉田岳夫部会長）主催の第五回意見・体験発表大会が八月二十五日、江別高校で開かれた。全道九校から九人の生徒が参加し、家庭や福祉など、日ごろの学習で学んだ成果について発表。最優秀賞には、夕張高校三年の二階堂ののかさんが輝いた。

　全道の高校で家庭・福祉を学んでいる生徒が、日ごろの学習で学んだ成果について意見や体験を発表するとともに、生徒相互の交流を通して「生きる力」を育み、家庭・福祉教育の充実を図ることが目的。道教委、道産業教育振興会が後援。

　開会式では、吉田部会長があいさつ。「家庭科の授業で学んだ日ごろの学習の成果や、自分の日々の取組や体験として得たことをぜひ皆さんに届けてほしい」と呼びかけた。

　また、来賓として後志教育局高校教育指導班の佐紺摂子主査があいさつした。

　このあと、発表に移り、生徒は七分の制限時間の中で、将来のまちづくりへの思いや進路に対する決意、介護実習などで得た体験、家族への感謝などを、身ぶり手ぶりを交えながら堂々と話した。

　審査の結果、夕張市の財政破たんから十一年が過ぎ、家庭科の授業を通してまちづくりに参加する一歩を踏み出した取組について発表した二階堂さんの「チャレンジ・モア・スピリッツ」が最優秀賞を受賞。

　優秀賞には、三笠高校三年の鈴木保乃佳さんの「新しいことに出会うこと」、置戸高校二年の山﨑綺乃さんの「ほんのちょっとの勇気」が選ばれた。

　なお、鈴木さんと山﨑さんは同時に産業教育振興会代表校推薦を受け、三十日に札幌市内で行われる「さんフェア２０１７」において、家庭部会代表校として再び発表する。

(関係団体 2017-09-05付)