道政研が総会・研究大会　経済分野中心に研修　後藤会長を再任―役員改選

（関係団体 2017-09-04付）

総会では、学習会開催などの本年度事業計画を決めた

　道高校政治経済研究会（＝道政研、後藤哲会長）は八月上旬、ホテルライフォート札幌で二十九年度総会・第四十二回研究大会を開いた。全道から高校公民科教諭を中心に約四十人が参加。総会では、後藤会長（札幌東高校長）を再任した。研究大会では、テーマ「北海道の未来を担う高校生のために、私たちは今、何ができるか」のもと、講演や講話、研究発表、実践報告を行い、経済分野を中心に研鑚を深めた。

　総会では、本年度事業計画・予算案について協議。事業計画では、学習会の開催や研修事業の実施などを決めた。

　後藤会長をはじめとする本年度役員を承認した。

　研究大会では、大阪大学社会経済研究所教授の大竹文雄氏が「高校の授業で役立つ経済学」と題して講演。経済的な見方や考え方を学ぶ必要性を説いた。

　このほか、講話「国際収支表の見方」（日本銀行国際局国際収支企画役・足立祐一氏）、研究発表「金融をテーマにした授業実践について」（岩見沢西高校教諭・大久保博史氏）、実践報告「学校経済教育論をめぐって」（東京都立松が谷高校主任教諭・越田年彦氏）と、経済分野を中心に、今日的な課題を取り上げ、研鑚を深めた。

　なお、道政研では、前年度から引き続き、学習会「公民科教育講座Ⅴ」の開講を予定している。問い合わせは、道政研専用メール（ｄｏ＿ｓｅｉｋｅｎ＠ｙａｈｏｏ．ｃｏ．ｊｐ）､または、札幌清田高校（電話〇一一―８８２―一八一一）の藤倉水緑教諭、千歳北陽高校（電話〇一二三―２４―二八一九）の伊藤智大教諭まで。

　本年度役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝後藤哲（札幌東校長）

▽副会長＝佐々木光晴（函館稜北校長）、新山知邦（北見柏陽校長・新）、

▽幹事長＝志田光瑞（札幌稲雲教諭・新）

▽事務局長＝伊藤智大（千歳北陽教諭・新）

▽事務局次長＝藤倉水緑（札幌清田教諭・新）

(関係団体 2017-09-04付)