道高校長協会商業部会がフェア　日ごろの学習成果を発揮　全道３１校参加、開発商品などＰＲ

（関係団体 2017-09-22付）

積極的に呼び込みして、商品をＰＲする生徒たち

　道高校長協会商業部会（別所正一部会長）は十五・十六日の二日間、新さっぽろサンピアザで第九回道高校商業教育フェアを開いた。生徒、教職員合わせて約三百二十人が参加。生徒たちは元気に接客し、日ごろの学習成果を発揮するとともに、地元のＰＲにも努めた。

　フェアは、道内高校の商業に関する学科で学ぶ生徒が商品の開発や販売に関する学習成果を発表し、他校の生徒や道民との交流を通して、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力を高めるとともに、将来の産業界を担うスペシャリストの育成と商業教育の活性化を目指して毎年行っている。

　全道から三十一校が参加し、三十二ヵ所のブースを設置。販売品目は二百六十三点、このうち学校開発商品は六十四品目にのぼった。

　フェアのキャッチフレーズ「心を込めて皆様に…笑顔広がる商業教育」は小樽商業高校三年生の小松勇希さんの作品。ポスター原画は紋別高校三年生の乾亜朱さんの作品が採用された。

　各ブースで生徒たちは「試食だけでもしていって」などと呼びかけ、自分たちで開発した商品や仕入れた特産品を販売。商品説明を通して、学習の成果を披露した。

　このうち、網走桂陽高校では、生徒がデザインし、網走の流氷硝子館でこの日に向けて製作してもらったガラス製品を販売。グラスやクリオネの形をしたジョッキ、キャンドルホルダーなど、職人のつくった一品ものということを来場者にアピールしていた。生徒の一人は「販売をきっかけにして網走へ実際に訪れる人がいたらうれしい」と話していた。

　会場内には、マルチディスプレーを使った各校の紹介コーナー、ポスターやパンフレットで商業教育と各校の活動を展示するＰＲコーナーも設けた。

(関係団体 2017-09-22付)