道公立小中学校事務研究大会　課題解決へ日々の実践検証　５分科会でグループ討議など

（関係団体 2017-09-19付）

２０年ぶりに洞爺湖町で開いた研究大会に４４０人が参加した

　【室蘭発】道公立小中学校事務職員協議会（端徹会長）は十四日から二日間、洞爺湖文化センターなどで第六十七回道公立小中学校事務研究大会（北海道・東北合同）を開いた。洞爺湖町での開催は二十年ぶり。約四百四十人が参加し、大会テーマ「創造性ゆたかな学校事務をめざして！～実践を基に“領域の深化・発展”を語ろう」のもと、課題解決に向け日々の研究実践を検証した。

　開会に当たり、端会長があいさつ。｢子どもを取り巻く状況や学校現場における課題が複雑・多様化し、学校事務職員の果たす役割が一層大きくなっているため、北海道の学校事務および事務職員の姿勢が問われている｣と強調した。

　また「これまで培ってきた成果を生かして学校事務を展開するためにも、一人ひとりの事務職員が積極的に研鑚を積むことが重要。協議会が、創造性豊かな学校事務の推進や新たな気づきの場となることを期待している」と呼びかけた。

　つぎにあいさつに立った若松実大会実行委員長は「子どもたちの豊かな育ちを支えるべく、日々奮闘している皆さんにとって二日間の研究大会が有意義なものとなることを願っている」と述べた。来賓として、胆振教育局の阿部清明局長などがあいさつした。

　基調報告と講演に続き、二日間で「学校財政財務活動の具体的展開」「保護者負担の現状と公費化の取組」「学校づくりと学校事務」「学校運営と事務職員」「未来へつなぐ北海道の学校事務」の五分科会を実施。課題解決に向け、問題提起やグループ討議を行った。

(関係団体 2017-09-19付)