道央ブロック社教研究協議会空知大会 推進上の課題など交流・協議 学びと活動の循環目指す(関係団体 2017-09-15付)
講演・協議などを通して社会教育関係者としての資質向上に努めた
【岩見沢発】道央ブロック社会教育研究協議会空知大会が七日から二日間、岩見沢市生涯学習センターで開かれた。空知・石狩・後志管内の社会教育関係者四十人が参加。研究テーマ「地方創生の時代における社会教育行政の在り方」のもと、講演や研究協議を行い、社会教育行政に関する専門性を高めた。
道社会教育主事会協議会主催、空知社会教育研究協議会主管。道央ブロック(空知・石狩・後志管内)の社会教育関係者が一堂に会し、社会教育推進上の課題について研究協議を行い、具体的な方策を探ることで生涯学習社会の充実に資するとともに、職員の資質向上を図ることが目的。
初日、北翔大学生涯スポーツ学部健康福祉学科の阿部豊教授が「地方創生時代と社会教育主事」と題して基調講演を行った。ことし三月の社会教育法改正に伴い、地域と学校がパートナーとして連携・協働し、社会総がかりでの教育を実現するための「地域学校協働活動」が法律で位置付けられたことなど社会教育行政を取り巻く現状について解説。関係法令や主要な答申から、社会教育主事に求められることについて説明した。
続いて、テーマを「学びと活動の循環を促すための方策について」、ゴールを「学びと活動を循環させる方策の共有」と設定して研究協議。グループごとに、各市町村の社会教育事業における問題点を付せんに書き出し、模造紙に張り付け、それぞれの問題点・課題について交流し、共通する要因を確認した。
二日目は、共通の要因を取り除く方策を検討。要因から発想したキーワードをクモの巣のようにつなげるウェビングマップを作成。マップをヒントに具体的な方策を練って発表し、アイデアを全体で共有した。
(関係団体 2017-09-15付)
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