第59回全国社会教育研究大会道大会 地域を拓く教育進める 全国から約1000人が参加(関係団体 2017-09-14付)
大島会長は「当事者能力を高める大会にしたい」とあいさつした
第五十九回全国社会教育研究大会北海道大会・第五十七回道社会教育研究大会・第三十七回道市町村社会教育委員長等研修会が十二日から二日間、札幌コンベンションセンターで開かれた。大会スローガン「北の国から地域を拓く~腹いっぱいしゃべり合おう」のもと、基調講演やパネルディスカッション、分科会での研究協議を実施。約一千人が参加し、今後の社会教育の在り方への考えを深めた。
全国社会教育委員連合(鈴木眞理会長)、道社会教育委員連絡協議会(大島峰夫会長)、第五十九回全国社会教育研究大会道大会実行委員会主催。全国の社会教育委員、社会教育関係者が参加した。
大会スローガンに「北の国から地域を拓く~腹いっぱいしゃべり合おう」、研究主題に「まちづくり・人づくりに地域ぐるみで取り組む社会教育の在り方~今こそ、社会教育委員の出番」を掲げた。
開会に当たり、全国社会教育委員連合の鈴木会長があいさつ。社会教育委員としての役割や責務を自覚し、行動することが問われているとし、意見交換を通して互いに高め合うことを期待した。
次いで大会実行委員会委員長を務める道社会教育委員連絡協議会の大島会長が登壇。「本大会では“社会教育委員自らのために、社会教育委員自らがつくる大会”を標榜し、当事者能力を高める大会にしたい」と述べた。
また、来賓として文部科学省の神山修大臣官房審議官、高橋はるみ知事、札幌市の秋元克広市長が祝辞を述べた。神山大臣官房審議官は、地域学校協働活動、地域課題解決学習、学び直しの推進に当たり「豊富な知見、経験、ネットワークを有する方の協力が不可欠」とし、協力を求めた。
高橋知事は、地域における人づくりの中心的な役割を担う社会教育への期待が高まっていることから「これまで以上に地域との橋渡し役を果たし、まちづくり、人づくりに貢献してほしい」と語った。
続いて、二十九年度全国社会教育委員連合表彰の受賞者六十五人を表彰。㈱植松電機の植松努社長による記念講演も行った。
そのあと「まちづくり・人づくりに地域ぐるみで取り組む社会教育の在り方」をテーマにパネルディスカッションを実施。鈴木会長、道社会教育主事会協議会会長の杉山俊宏氏、佐呂間町社会教育委員の会副委員長の真如智子氏がパネリスト、胆振教育局の濱中昌志次長がコーディネーターとなり「子育て 家庭教育支援」「社会教育委員の会議」「地域を担う人材の育成」に関して意見を交わした。
二日目、札幌コンベンションセンター内の六会場で分科会を実施。「社会教育委員会議の在り方と社会教育委員のかかわり」などをテーマに、全国の社会教育の取組に関して協議した。
(関係団体 2017-09-14付)
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