札幌国際理解教育研究会が研究大会　授業公開、研究討議など　行動力ある子育てよう

（関係団体 2017-09-22付）

石原会長は、研究のさらなる推進を求めた

　札幌国際理解教育研究会（石原和人会長）は十四日、札幌市立共栄小学校（小笠原康友校長）で第三十三回国際理解教育研究大会を開いた。会員約三十人が参加。国際理解教育の充実に向けて、授業公開や研究討議を通じて研鑚を積んだ。

　同会では、研究主題「多様な世界に関わり続ける行動力を身に付けた児童生徒の育成」のもと、研究の視点として「主体的な行動を促す教材化」「自分事となる対話を引き出す教師のかかわり」の二点を設定して、研究を進めている。

　授業公開のあと、全体会で石原会長があいさつ。新学習指導要領の中で外国語活動の目標が示されたことを受けて「札幌の研究会が道の研究会をリードしていくという自負をもって研究を進めていただきたい」と述べた。

　続いて二ツ山徹研究部長が基調提案を行った。現在の研究について、様々な教科領域を、小学校と中学校の合同で進めている点を強調。「どのような教科であっても国際理解教育を進めることができるのではないかという考えで研究推進している」と述べた。

　また、目指す子どもの姿を「未来へ向けて、主体的に行動する児童生徒」、目標とする授業の姿を「未来を耕し、新たな価値を創造する意思を育む授業」と提示し、公開した授業を振り返った。

　このあと、研究討議を実施し、授業について意見を交わした。

(関係団体 2017-09-22付)