道教委の２９年度ＳＣＲＵＭ　推進校は岩見沢西高など８校　学習・指導方法改善へ実践研究

（道・道教委 2017-09-27付）

　道教委は、道高校「教科等の本質的な学びを踏まえたアクティブ・ラーニングの視点からの学習・指導方法改善のための実践研究（ＳＣＲＵＭ）」の二十九年度推進校、連携校を決定した。岩見沢西高校など推進校八校、札幌東高校など連携校二十校。主体的・対話的で深い学びの視点を踏まえた授業改善、カリキュラム・マネジメントの確立に向けて、研究を進める拠点校四校と情報を交換し、事業を推進する。

◆拠点校４校と情報交換し研究

　文部科学省の委託を受けて道教委が実施する事業。学習・指導方法の改善を図るための実践的な調査研究を行い、効果的な学習・指導方法の開発、優れた授業実践や校内研修の実施に取り組む。また、その成果の発信によって、学習・指導方法の不断の改善に向けた学校全体の組織的な取組の全道的な拡充を図る。

　①教科などの本質的学びを踏まえたアクティブ・ラーニングの視点からの実践に基づく「特定教科」「総合的な学習の時間」「課題研究」「特別活動」などを核とした教科間連携②ＰＩＳＡ調査や「学力学習状況調査（主にＢ問題）」などを参考とした生徒の思考力・判断力・表現力などを図る定期考査―の在り方を研究する。

　事業期間は二十八～二十九年度の二年間。拠点校として道央・道南・道北・道東の四圏域ごとに、札幌北高校、函館稜北高校、旭川東高校、釧路湖陵高校の四校が指定を受けている。

　推進校および連携校は年度ごとに決定。推進校は、主体的・対話的で深い学びの視点を踏まえた授業改善について、拠点校と情報交換などを行う。

　連携校は、カリキュラム・マネジメントの確立に向けて、拠点校との意見交換などを実施する。

　二十九年度推進校として、岩見沢西高など八校、連携校として札幌東高など二十校を決定した。

　二十九年度推進校および連携校はつぎのとおり。

▼推進校

▽道央＝岩見沢西、倶知安

▽道南＝静内、室蘭清水丘

▽道北＝遠別農業、枝幸

▽道東＝北見柏陽、根室

▼連携校

▽道央＝札幌東、札幌西、札幌北陵、石狩南、大麻

▽道南＝函館西、函館水産、八雲、松前、江差

▽道北＝旭川西、旭川北、旭川南、旭川永嶺、旭川農業

▽道東＝釧路江南、釧路東、釧路工業、釧路商業、標茶

(道・道教委 2017-09-27付)