旭川市陵雲小が現場見学会に参加 建設業への理解深める 重機試乗、ドローン実験も (学校 2017-09-29付)
児童は現場見学を通し、建設業に対する理解を深めた
【旭川発】旭川市立陵雲小学校(菅原整校長)の六年生八十八人は二十六日、旭川建設業協会(川島崇則会長)と開発局旭川開発建設部が主催する現場見学会に参加した。旭川市内を流れるウッペツ川と石狩川の合流地点で建設されている水門の工事現場を見学。建設重機の試乗体験やドローンの飛行実演などを通じ、建設業への理解を深めた。
見学会は、昨年、市内で大規模な台風災害が発生したことから、小学生とその保護者にインフラ整備の意義について理解を深めてもらうとともに、将来の仕事として建設業に興味をもってもらおうと企画。本年度二回目の開催で、初回は知新小六年生が参加した。
見学した現場は、同部が発注し荒井・橋本川島・大北土建共同企業体が施工している「石狩川改修ウッペツ川水門建設第一期」。石狩川の水位が上昇し、ウッペツ川に水が逆流して水害が発生しないよう、水門を建設している。
当日、児童のほか保護者三人と教諭六人が参加。高台での現場見学、重機や高所作業車、小型のショベルカーの試乗体験、ドローン体験の三班に分かれ、水門の機能や河川工事の意義などについて理解を深めながら、工事現場の雰囲気を味わうとともに、建設業の魅力を体感した。
ドローンの実演飛行では、担当者が操作するドローンが高く空に飛び上がる様子を見て、歓声を上げていた。中には「どのくらい飛んでいられるの?」「重さは?」などと熱心に質問する児童もいた。
児童の一人は「ショベルカーを操縦して石をすくうのが難しかったけれど楽しかった。ドローンもすごく高く飛ぶので驚いた。また参加してみたい」と話していた。
現場を担当する荒井建設㈱の桶川智也現場所長は「皆さんが工事現場に来る機会はなかなかないので、現場の雰囲気を味わい、楽しみながら有意義な勉強になれば」と期待を寄せた。
(学校 2017-09-29付)
その他の記事( 学校)
研究開発事業「新聞等活用授業の在り方」 札幌市教委 桑園小で授業公開 情報を関連付ける力育成
札幌市教委は九月二十七日、札幌市立桑園小学校で札幌市研究開発事業「新聞等を効果的に活用した授業の在り方」に関する実践研究について授業公開を行った。同校の廣川友太教諭が複数の新聞記事をつなげ...(2017-10-03) 全て読む
進路選択のヒント得る 標津高がインターンシップ
【根室発】標津高校(中川雅司校長)は九月二十一~二十二日、標津町内でインターンシップを実施した。各事業所で就労を体験した生徒は、将来の進路選択に向けて多くの事柄を学んだ。 参加した生徒...(2017-10-02) 全て読む
釧路市共栄小で建設業者が草刈り 安全な環境で遊んで! 草刈り機使い丁寧に除去
【釧路発】釧路市立共栄小学校(小野三枝子校長)で九月二十七日、㈱森本商会(釧路市、森本一弘社長)による草刈りが行われた。地域貢献活動の一環として同社社員十三人が参加。草刈り機で丁寧に作業し...(2017-10-02) 全て読む
【リポート】岩見沢市立緑中・業務改善への挑戦 信頼される学校づくりへ プリント、職員室など総合的に
【岩見沢発】岩見沢市立緑中学校(河原政志校長)は、生徒の学力向上に向け、教職員が一体となった学校改革を進めている。A3サイズの用紙に学校生活のルールを記したプリント「まるわかり緑中」を作成...(2017-10-02) 全て読む
留萌市内で伊能大図フロア展 多くの児童生徒らが来場 測量技術の魅力感じて
【留萌発】道農業土木測量設計協会(神耐三会長)は十五・十六日の二日間、留萌市スポーツセンターで伊能大図フロア展を開催した。留萌市および留萌市教委、留萌調査設計協会が共催。市内の小・中学校の...(2017-09-29) 全て読む
札幌市琴似小が開校記念式典 バイオリンコンサートで祝福 140年の歩み振り返る
札幌市立琴似小学校(森雅彦校長)は二十六日、同校で開校百四十周年記念式典を挙行した。全校児童や関係者合わせて約六百五十人が出席。同校の歩みを振り返ったほか、特別ゲストによるバイオリンコンサ...(2017-09-29) 全て読む
蘭越町・ちびっ子チャレンジクラブ 児童対象に稲刈りと現場見学会 稲作の変遷、苦労学ぶ
【倶知安発】蘭越町の小学生を対象とした「稲刈り」と「農業農村整備工事現場見学会」が二十三日、同町富岡の富岡体験田と水上の中山間大谷地区工事現場で開かれた。当日は、蘭越小学校(山﨑貴志校長)...(2017-09-28) 全て読む
札幌市立大倉山小が姉妹学校提携 韓国・鶴下初等学校と協定 ネット電話で児童交流
札幌市立大倉山小学校(類家斉校長)は九月上旬、韓国の大田広域市鶴下初等学校で鶴下初等学校との姉妹学校提携に関する協定書調印式を執り行った。類家校長と鶴下初等学校の朴正植校長が協定書に署名し...(2017-09-28) 全て読む
広尾高・広尾中 連携型中高一貫教育の取組で中高相互乗り入れ授業展開 教育活動交流し学習深化
【帯広発】広尾高校(皆添英二校長)は十九日と二十日の二日間、広尾町立広尾中学校(加藤健一校長)と相互乗り入れ授業を行った。十九日に同校で数学、二十日に広尾中で合作書道の授業を展開。生徒たち...(2017-09-28) 全て読む
開発局のわが村運動コンクール 幌加内高が大賞受賞 「そば」の取組に高い評価
開発局主催の二十九年度「わが村は美しく―北海道」運動(わが村運動)第八回コンクールで、幌加内高校(永山鑑造校長)が大賞を受賞した。 わが村運動は、地域住民が主体となり、北海道の農山村漁...(2017-09-27) 全て読む