ふるさと映像資料等活用促進事業―道教委　映像資料のデジタル化推進　道立図書館所蔵のフィルム１１５本

（道・道教委 2017-10-05付）

　道教委は、本年度新規事業の「ふるさと映像資料等活用促進事業」で、本道に関連する映像資料のデジタル化を進めている。「北海道一五〇年事業」の一環。対象は、本道の一九六〇年代の様子などを記録した、道立図書館所蔵の十六㍉フィルム百十五本。ＤＶＤ化し、道立図書館での上映や学校教育活動での利用、ほかの図書館への貸出などの活用を予定している。

　道は、来年で北海道命名百五十年の節目を迎えることから、本年度、本道の歴史や文化などの魅力を再認識し、道内外に発信する取組として「北海道一五〇年事業」に取り組んでいる。

　事業の一環として道教委が進めている「ふるさと映像資料等活用促進事業」は、道立図書館が所蔵する北海道に関連した十六㍉フィルムの映像をデジタル化し、ＤＶＤに記録することで長く安全に保存。また、道民がフィルム映像を簡単に視聴できるようにすることで、北海道の百五十年を振り返り、地域の歴史・文化を知る機会を提供する。

　デジタル化する資料は、一九六〇年代の道内市町村の様子を紹介したものや青函トンネル工事の記録、戦前の千島の景色を撮影したもののほか、アイヌの人々の暮らしや伝統・文化を紹介したものなど計百十五本。

　デジタル化資料を活用した最初の取組として、道立図書館で連続講座「映像によみがえる北海道」を予定している。

　このほか、道立図書館での上映や学校教育活動での活用、ほかの図書館への貸出などを検討している。

　十一月にはデジタル化した映像資料がすべてそろい、来年以降、本格的に活用する予定。

(道・道教委 2017-10-05付)