ＡＬＴの増員を検討　外国語活動時数増で千歳市教委

（市町村 2017-10-27付）

　千歳市教委は、新学習指導要領の移行期間における外国語活動の時数増に伴い、外国語指導助手（ＡＬＴ）の増員を検討している。教員などで構成する外国語教育推進協議会が検討を進め、市教委に答申する予定。

　千歳市教委では、現在、市内十七の小学校に三人のＡＬＴを派遣。以前はＪＥＴプログラムを活用していたが、二十二年度からは非常勤職員として直接雇用している。五・六年生のすべての外国語活動に入っており、一人は五校、二人はそれぞれ六校ずつ担当している。

　小学校全十七校の外国語活動の合計時数は、現在、年間一千百九十時間だが、来年度以降は、五・六年生だけで一千七百時間、三・四年生を合わせると二千二百十時間となる。

　市教委は、こうした状況を踏まえ、ＡＬＴの増員を前提に、増員人数や活用範囲などを検討する。検討は、全小学校の教務主任や外国語指導担当教員、市教委職員などで構成する外国語教育推進協議会で行う。

　五・六年生は全時数にＡＬＴを派遣する考えだが、三・四年生に関しては、各学校の要望を踏まえて検討する。検討結果は、答申としてまとめ、市教委に報告する。

(市町村 2017-10-27付)