桧山校長会が教育研究せたな大会　全体会、分科会、部会で研鑚　時代とらえる先見性を

（関係団体 2017-10-30付）

５０人が参加し、職能のさらなる向上を図った

　【江差発】桧山校長会（小助川浩会長）は十月上旬の二日間、せたな町民ふれあいプラザで教育研究せたな大会を開いた。分科会、全体会、小・中部会を実施。開会式で小助川会長は、学校経営の充実を図るとともに、時代の潮流をとらえる先見性をもつよう呼びかけた。

　研究主題は「ふるさと桧山に誇りをもち、自己実現に向けて未来を切り拓く児童生徒の育成～社会に開かれた教育課程の実現を目指し、地域に信頼される学校づくりの推進」。第十一次三ヵ年計画の初年次。

　せたな町校長会主管。会員三十三人のほか、来賓・助言者などを含め計約五十人が参加した。

　開会式では小助川会長があいさつ。「自己の確立に努め、夢と希望をもち続け、その実現に向かう子どもたちを育てる学校づくりの具現のため、私たちは学校経営の充実を果たし、時代の潮流をとらえる先見性をしっかりもつことが求められる」と述べた。

　来賓では、桧山教育局の河野秀平局長と桧山管内教委連絡協議会の田中稔会長があいさつ。河野局長は、新学習指導要領への対応にふれ、外国語活動の適切な時間割の編成や、「特別の教科　道徳」の校内研修の実施などを求めた。

　引き続き、河野局長が「管内教育の一層の充実に向けて」と題し講話。管内教育推進の五つの重点にふれ、管内の小・中学校における推進状況を説明した。また、今後の教育の方向性にふれ、アクティブ・ラーニングや英語教育などの話題を取り上げた。

　このあと、全体会と分科会を実施。二日目は小・中部会を行った。初日の分科会では、①経営ビジョンの浸透を図る学校経営と校長の在り方②魅力ある学校経営に生かす創意工夫ある教育課程と校長の在り方③豊かな人間関係を育む生徒指導と校長の在り方―について提言と協議を行った。

(関係団体 2017-10-30付)